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3月29日(火) 旧暦2月27日
神代植物園の紫木蓮。 怖い夢をみて、目が覚めた。 心臓がドキドキしている。 (ああ、夢か。それにしても怖かった。。。) しかし、怖い感触はそのままに、いったいどんなストーリーの夢であったか皆目思い出せないのだ。 ひとりの人間の虚ろな姿がみえるのだが、いったいどんな怖さだったのか。 ただ、ただ、怖さの感触だけが残っている。。。 そういうことってありません? 「短歌」4月号に、坂井修一著『森鴎外の百首』が評されている。 評者は、岩内敏行氏。 く本著の魅力を端的にあますことな紹介しておられる。 抜粋して紹介したい。 (略)森鴎外をぐぐっとちかくまでひきよせてくれる一冊である。(略)見開きで一ページに作品、一ページに約二百五十字の鑑賞といった構図で、そのみじかい鑑賞があって鴎外により親しめる。(略)二百五十字の起伏がたのしく、坂井の鑑賞にリードされながら鴎外の歌が現代に生きてくるような気分になる。が、「鴎外の自作の詩歌は、彼の翻訳業には及ばない」と言う。訳詩は「凄すぎるのだ」と言わせる。坂井はなんと、原詩・原文にまであたりながら「ドイツ語や英語の韻文を、リズムや押韻を含めて見事に和語に置き換えている」と言い、中でも明治二十二年の「ミニヨンの歌」の訳詩は、その後多くの詩人、歌人へと影響をあたえたと言っており、明治からの短歌を遠望するうえでの大切な起点を感じさせる。短歌の出発前夜のような景色を鴎外の仕事に見るおもいだ。 (略)鴎外の視座の高さも教えてくれる。ポケットサイズなのにふかく学べる一冊である。 この同じ「短歌」4月号に、もっかふらんす堂のホームページで「短歌日記」の連載をしておられる水原紫苑氏が、新連載小説をスタートさせた。 タイトルは「フリージアの記」。 静子という女性が主人公である。 いったいどんな展開になるのだろうか。。楽しみである。 短歌を拝見しても、その背後にある物語性を感じさせる歌人であるので、小説を書き始められたということもなんの不思議もないような気がする。 神代植物園に隣接する「22世紀の森」というのがあって、そこにはいろんな樹木が植えられていて本格的な林や森になる以前の雑木林のようなものがある。 人がほとんどいないこと、木々に名前がつけられていること、犬の散歩が禁じられていること、というところで、わたしは時々そこをブラブラする。 だれでもが自由に出入りできるところである。 そこで、鵯と思って撮った鳥がこれ。 なんと、啄木鳥のアオゲラであった。 コゲラはよく目にするが、アオゲラははじめてである。 大分遠くだったので、ちょっとボケてしまった。 鵯よりやや身体は大きくスマートである。 枝の上にいたのはわずかな時間で、あっという間に飛び去ってしまった。 実は、撮っている時は暗くて何の鳥かわからず、きっと鵯だろうって思っていたのだが、あとで確認してアオゲラだったので驚いてしまった。 この日は、鷹に会った日でもある。 今日は、午前中から読み合わせで(二つの句集)喉が疲れてしまった。 とんでもない読みをして、スタッフから「もう限界ですね」と笑われた。 我が家に咲き始めた「みつばつつじ」。 夕暮れ時などに目にするとその幻想的な美しさにはっとすることがある。
by fragie777
| 2022-03-29 19:08
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