春に呼ばれてふらふらと。。。

3月13日（日）奈良春日祭　旧暦2月11日

春らしい日々がつづく。

今日もふらふらと自転車で出かけてしまった。

ふらふらとっていうのがいいでしょう。

春らしくって。

つい、出かけたくなってしまうのである。

深大寺近辺の雑木林。

山茱萸が咲いていた。

うっすらと黄色くなっているところ。

はじめは気づかなかったけれど、何かに呼ばれるような気がして、ああ咲いていると思ったのだった。

優しい黄色である。

梅の花と山茱萸の花がよび交わす。

俳誌「静かな場所」№28号を送っていただく。

知られているように、俳人田中裕明の師系の人たち（対中いずみ・藤本夕衣・満田春日・森賀まり・和田悠の各氏）による俳誌である。

有難いことに、「田中裕明賞」にも力をいれてくださっている。

田中裕明賞受賞の俳人の方には、招待作品として必ず作品を掲載をしている。

今回は如月真菜さん。タイトルは「初夢」

ほかに田中裕明の作品を評価し彼を好きだという若い俳人が論考を寄せている。

「田中裕明研究ノート」は今回は安里琉太さん。タイトルは「『櫻姫譚』刊行の頃」。

（そういえば、安里さんはふらんす堂にいらしたときに、『櫻姫譚』がとりわけ好きであるとおっしゃっていたように記憶している。）

そして柳元佑太さんによる「連載　田中裕明論⑸」は、「爽波と裕明」である。

「編集後記」で和田悠さんが、『田中裕明全句集』の電子版についてふれておられる。

おお！って思ったので、

それをすこし紹介したい。

「『田中裕明全句集』の電子書籍版が出た。紙の本とくらべて追加されたのは、検索などの機能を除けば、高校三年のときにガリ版刷りの卒業文集」のために書かれた小文「青春俳句について」のみである。だが、これがいい。紙版二冊所有者の私も、この小付録のために電子版を買いなおしたことを後悔していない。（略）」

とあり、版元としてはうれしいご意見であり感想である。

紙の本が品切れの現在、この電子版の『田中裕明全句集』はおおいに読まれていくことと思う。

今日は鵙（メス）の姿をみた。

オスの鵙もいたのだが、写真にうまく撮れなかった。（オスの鵙のほうが警戒心がつよいかも）

「おつれあいも呼んできて」と言ったら、こっちをじいっと見た。

そして、

今日の翡翠（セミオ）

と、

昨日の翡翠（セミオ）

オスであるけれど、おなじ翡翠であるかどうかは、最近はもうわからなくなってしまった。

だって、あまりにもたくさんの翡翠が仙川にいるんですもの。

気持ちのよい春風に吹かれて半日を郊外で過ごしたのだった。

あと半日は、仕事場で仕事。