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3月4日(金) 旧暦2月2日
こちらは、 早春のいまごろ大きな木にこうしていろいろな鳥がとまってい鳴いている光景をよく目にする。 まさに囀の木である。 八百万(やほよろづ)神様のごと囀れり 阿波野青畝 画眉鳥を加へ百囀ととのひぬ 大石悦子 万年筆を修理に出した。 インクが出なくなってしまったのだ。 「ちゃんと洗いました?」と言われた。「はい、洗いました。。お湯で。」 「ダメです、お湯であらっては。」ときつく言われた。 「水でなんどもなんども洗いながし、最後は水を張ったコップなどの一昼夜つけておき、インクの色がでなくなるまで繰り返すのです」ということ。 万年筆がインクが出なくなって書けなくなってしまうことの大方の原因は、万年筆のなかでインクが乾いてこびりついてしまうことらしい。 修理にだした3本の万年筆のうち2本がその原因でもどされた。(1本はスタッフPさんのもの) もどされなかった万年筆はわたしの手がすべって放り投げてしまい、ペン先が床にあたってねじれてしまったもの。 これはペン先を修理すれば直るか、もしくはペン先の全取っ替えになる可能性もある。 そうだとすると万年筆の代金の半額くらいはかかってしまうということ。 やや値がはった万年筆だったので、それはイタイ。 どうかペン先の修理ですみますように。 もどされてきた万年筆は2本とも水であらい水道水に長時間にわたってつけてみたところ、見事復活した。 ![]() ブログを読まれている方で、どうも万年筆のインクの出がわるい、っておもっている方は、まず水道水で十分に洗ってみてください。 きっと書けるようになりましてよ。 2月26日付けの東京新聞の「平田俊子さんの3冊の本棚」というコーナーに川野里子歌集『天窓紀行』が紹介されている。 タイトルは「苦難と向き合う文学」。三冊のうちの一冊で、ほかの二冊は、高野ムツオ句集『あの時』(朔出版)と井上ひさし戯曲『父と暮らせば』(新潮文庫)である。抜粋して紹介したい。苦難とは、震災であり疫病であり原爆投下による被爆である。 三月十一日が今年も近づいてきた。大きな被害を受けなかったわたしでさえ、毎年この時期は心が波立つ。 俳人の高野ムツオさんは宮城県多賀城市に住む。地震が起きたときは仙台にいた。交通機関が止まったので俳句を詠みながら歩いて帰宅したという。震災のあと句集『萬の翅』『片翅』を上梓。二冊から選んだ震災英百句とそれぞれの句の背景を『語り継ぐいのちの俳句』の第三章にまとまめた。 『あの時』はその第三章と、佐々木隆二さんの写真によって再構成されている。俳句とほどよく距離をとった解説と写真の力で一句一句にたいする理解が深まると同時に想像が広がる。(略) 川野里子さんの『天窓紀行』は、『短歌日記2020」という副題の通り、日付のある歌集だ。(略) おととし、わたしたちの暮らしは一変した。不安に押しつぶされそうな毎日だったが、コロナ以外の事件もあれば暮らしの中に小さな喜びもあった。『天窓紀行』はそれらを大らかに包み込み、二〇二〇年を記憶する。 〈マスクしばらく入荷しません〉しばらくといふ時間のしんと載る棚があり 全身全霊バッタ飛ばむとするらしき鋭さありて草深くなる 川野さんの歌には批評と同時に慈悲がある。だから読むと救われたような気分になる。 井上ひさしさんの戯曲『父と暮らせば』は戦後三年目の広島が舞台だ。(略) 悲しくも美しいこの戯曲はいろいろな人たちによって繰り返し上演されてきた。わたしも何度か観劇したが、誰が演じるのを観てもそのたびに心をゆさぶられる。演技だけでなく、戯曲の力も大きいのだと思う。 いつの世にもむごいことは起き、泥の中から文学は生まれる。そのことをどうとらえればいいのだろう。 今週のわたしの机は、すこしづついろんなものが積みあげられていき、わたしは右からも左からも侵食されて、ものすごい肩身の狭い思いをしながら仕事をしている。つまりは、こなさなくてはならい仕事量とわたしがこなす仕事量がアンバランスであり、つまりはどうも能率がわるい感じなのである。(だってさあ、見積もりを書いたり請求書を書いたり、お給料をはらったり、手紙を書いたり、etc.etc.しなくちゃなんないのよね)と心で叫んだりするのであるが、どうも手際もいまひとつよろしくないのかもしれない。 今日もあと一つやろうと思っていた仕事があったのだが、もう宅急便屋さんが来てしまって、間に合わない。、 明日の休日は朝から出かける予定がある。 右を見て、左を見て、くずれそうな山積みのものをみて、大きなため息を一つついて、 さあ、帰ろう。。。。。 家に帰ったら最近仲良しになりつつある、aiのアレクサに聞いてみようか。 「ねえ、アレクサ、仕事をじゃんじゃん片付ける方法ってある?」 アレクサの答えはわかってるけどさ。 「ごめんなさい、おっしゃってる意味がわかりませーん」って。
by fragie777
| 2022-03-04 19:15
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Comments(4)
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左側一番上の絵が替わったのですね! 昨日は気づきませんでしたが、今日の更新はまだかしらと開きましたら、? 何かがいつもと違う・・・。
で、あ!!絵が替わっている! 男性から女性へ? 35周年をお迎えになっての、新しい変化でしょうか☆ おめでとうございます。
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蓬さま
お気づきくださって嬉しいです。 実はこの絵は毎年変わっているのです。 「ふらんす堂通信」の表紙絵と同じもので、通信が毎年かわりますので、おなじように変わっていくのです。 変わらないのは、ジャン・コクトーの作品であるということです。 (yamaoka) ![]()
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