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3月3日(木) 雛祭 立子忌 旧暦2月1日
国立・谷保に咲いていた黄水仙。 その明るさで、はっと人目をひく花である。 今日は雛祭。 そして星野立子忌。 雛の日の虚子のもとへと旅立たれ 深見けん二 さらにそして、ふらんす堂の創立記念日なのである。 1987年3月3日にふらんす堂は誕生いたしました。 そして驚き感激したことに、深見けん二夫人の龍子さまから「祝 創立記念」として木箱に入ったワインをいただいてしまったのである。 これまで毎年のように深見先生ご夫妻から、お祝いのお気持ちのしるしをいただいていたのだったが、深見先生がお亡くなりになったいまはそのようなお心遣いはご放念していただくつもりでいたので驚くとともにとても感激してしまった。 奥さま、覚えていてくださったのだ!! 龍子さま、ありがとうございます! お気持ちがとても嬉しいです。 いささか自慢モードになってしまうことをお許しいただき、いただいたワインとともに、 雛祭りの額は、龍子夫人の手による刺繍をもう大分まえにお祝いとして送っていただもの。「1987」が正確なのだけど、「1977」となっているのはご愛敬である。左のリヤドロの陶器のお人形も深見先生ご夫妻からいただいたもの。ほかにもまだまだたくさんある。 こうして応援をしてくださったということがなによりも嬉しいし、そのお気持ちをいつまでも大事にしていきたいと思う。 龍子夫人のお気持ちを思いながら、このワインはこのまましばらく飾っておきたいと思っている。 そして、いつもふらんす堂を応援してくださっている皆さま、 おかげさまでふらんす堂は35歳となりました。 わたしはいろいろな方のエール心強く感じております。 そう、あなたの応援、身にしみております。 こころより御礼を申し上げます。 これからも小さな版元ではありますが、スタッフ一同と力をあわせて頑張っていきますので、応援してくださいませね。 よろしくお願いもうしあげます。 今日はお客さまがひとり、ご来社くださった。 第2句集のご上梓の予定がある渡辺健さんである。 第1句集『深山木』を2011年に上梓されてからすでに10年以上が経った。 その後の句稿を整理されてすでに入稿され、今日は装釘などの打ち合わせにいらしたのである。 担当は文己さん。 「今回は、寒色系ではなくて暖色系でいきたいですね」とおっしゃって一冊の本を出された。 「美しい本ですね!」とわたしは感激しながら手にとる。 この表紙のオレンジ色がなんともいい。 よく見るとフランスのガリマール社発行のマルグリット・デュラスの本である。 「L'Amante Anglaise」と題された本。調べたところ、日本では「ヴィオルヌの犯罪」と訳されて1969年に田中倫郎訳で河出書房新社から刊行されている。フランス文学の素養のある渡辺健さんである。 こんな色の表紙の本は日本ではあまり見ない。そして挟み込んであったチラシの刷り色の青、この色もいかにもフランス的だ。 思わず写真に撮らせてもらったのだった。 渡辺健氏 渡辺さんは、俳誌「若葉」「岬」の同人でおられる。 そしてとてもダンディーなお方。 足になじんだ履きよさそうなブーツ。色合いもいいし、革の照りの風合いも味がある。 ああ、いいなって思うとすぐに写真に撮ってしまうyamaokaである。 今日は午後はスタッフの文己さんとふたりきり。 で、 セブンイレブンで、アイスクリームを買って食べた。 格別においしゅうございました。
by fragie777
| 2022-03-03 18:36
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Comments(2)
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