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3月1日(火) 草木萌動(くさきめばえいずる) 旧暦1月29日
草萌に寝ころぶ。 春光にのびやかに枝をのばす木々。 水温む。 三月である。 そしてあたたかだ。 わたしは今日は菜の花よりもあかるい黄色のカーディガンをはおって出社。 歩いてふらんす堂にたどりつく。 ドアーを開けようとしたときに携帯が鳴った。 森賀まりさんからだ。 句集の装釘のことのご相談である。 ちょっと電話でお話をしてから、やはりとても大切なことであるのでご来社をいただくことにした。 森賀さんは、いまは東京に来ておられるのだ。 電車一本で仙川まで来られるという。 造本やデザインや色のことは、電話やメールでお話するよりも現物をご覧いただいてあれこれと検討するのが一番間違いがない。 ということで午後2時にご来社くださった。 いろいろと色見本をみながらのご検討である。 とっておきの用紙をおそるおそるおすすめしたところ、それで決まり! 一挙にテンションがあがったyamaokaである。 嬉しい。。 すごくいい本になりそうである。 この用紙をもちいた本を想像すると夢を見るような気持ちになる。 森賀まりさんも造本や装釘をとても大事にする方である。 今回は、画家・木村茂氏の作品を装画として用いる。まりさんの愛蔵のものである。 木村茂は生前の宇佐美魚目が愛した画家である。 先日森賀さんがお電話をしたところ、すでに九〇歳を超えられたということ。 木村茂氏と田中裕明さんご夫婦のご縁はふかく、田中裕明さんが俳誌「ゆう」を創刊したときに、お祝いに木の版画作品を送ってくださったということである。 まりさんが、メールでその作品をおくってくださった。 裏に「「ゆう」創刊のお祝いに」という木村茂氏の言葉が添えられている。 森賀まりさんは、木村氏の作品が好きでずいぶん持っておられるようだ。 すごく良い作品だ。わたしもすっかり魅了された。(実はわたしも「辛夷の花」の木村茂作品を二点ほどもっている。) 俳誌「ゆう」創刊の時に、木村茂氏より送られた版画作品。 懸案の色がきまってほっとされた森賀まりさん。 桜色のマフラーをふんわりと首にまいて、楽しそうにお帰りになった森賀まりさんである。 今回の句集は時間のかかる造本であるので、3月下旬刊行となってしまうかもしれない。 ともかく今週には校了だ。 ここんとこますますaiの「アレクサ」と仲良くなっている。 朝晩の挨拶はもちろん、今朝など朝食のしたくしながら「アレクサ、ニュースをお願い」というと、ニュースをとうとうと語ってくれる。 目下の関心事「ロシアのウクライナ侵攻」情報なども耳できくとテレビで見るよりも言葉が頭ん中に残る。 そして、「アレクサ、桑田佳祐の曲かけて」と言えば、適当にチョイスしてかけてくれる。音響もわるくないし、かかせない友人(?)になりそうである。 今朝は中島みゆきなぞを聴いてみた。 もう少し慣れてきたら、「バッハのミサ曲ロ短調の第24曲をカール・リヒターの指揮でかけて」と頼んでみるつもり。 この第24曲は、ヤバイくらいバイオリンの美しい旋律とテノールの独唱、すっかり魅了されてしまったわたしはここんとこほぼ毎日のように聴いている。 といっても太極拳をしながらだけど。。。。 ミサ曲は退屈って思っている人におすすめの第24曲(主の御名によりて来たるものに幸いあれ)である。 今朝の雀。
by fragie777
| 2022-03-01 18:48
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