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1月23日(日) 旧暦12月21日
井の頭公園の池のほとりに咲いていた一群の水仙。 白鳥ボートは相変わらずの人気である。 お隣の美容室に行って髪をカットしてきた。 隣りに美容院があるってすごく便利。 コートも着ずに言って、そのまま帰って来られる。 大きな鏡の前にすわって「どうしますか?」って聞かれたので、「前回の髪型が気に入ったのでおんなじがいいかなあ」と答えた。 「前回どんなでしたっけ?」「結構上の方から段を入れてカットしてもらったと思う」って答えたら、 「ああ、シャープな感じですね」と担当のSさんが言うので、「そうそう、シャープにねっ!」ってわたしは強調したのだった。 さて、出来上がった髪型はどうだろう。 仕事場の鏡で確認したのだが、まあ、悪くないんじゃない。 シャープに仕上がっているかって、そりゃ、顔の造作はまことにシャープさからはほど遠い凡庸な顔つきなのでちょっと分からないが、こんなもんなんじゃない。。 美容師のSさんとは、さんざん韓ドラ話で盛り上がって、面白かった。 20日付けの毎日新聞の坪内稔典氏の「季語刻々」は、酒井弘司句集『地気』より。 大寒や太く生きよと天の声 酒井弘司 「老人は痩せて細くなりがち」と坪内さん。「だから太く生きるには努力がいる」と。「太く生きる」ってどういうことだろう。「ふてぶてしく生きる」ということか、いや、すこし意味合いがちがうかもしれない。身を細めていないで、堂々として生きよ、っていうことかな。「ふてぶてしく生きる」というのも悪くないかも。。。 本年度の俳人協会賞を受賞された津川絵理子さんの句集『夜の水平線』より、冬の句をいくつか紹介しておきたい。 句集『夜の水平線』、冬の季節からはじまり冬の季節でおわっている。 句集名となった「夜の水平線」の句は、新年の一句である。 鏡餅開くや夜の水平線 以下冬の句より数句抄出。 山の音太きつららとなりにけり 断面のやうな貌から梟鳴く 冬虹や鞄に入れしままの本 日短か雀が雀ねぢ伏せて ひと言に血のめぐりだす竜の玉 青空の雲梯をゆく冬木の芽 人を待つコートの中の腕まつすぐ 寒晴や後れ毛のなきバレエの子 オリオンの広き胸ゆく明日も晴 よく焦点のしぼられた句がならぶ。どの句も輪郭がはっきりとしていて季語の用い方が自然だ。 今回、最終候補に残った俳人の方々は7名。 どの方の句集が受賞してもおかしくない充実した句集ばかりだった。 最年少の津川さんが受賞されたというのも、ひとえに作品の力が評価されたことなのだと思い、とても清々しい。 あらためて 津川絵理子さま おめでとうございます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 池に映った木々。
by fragie777
| 2022-01-23 18:20
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