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1月16日(日) 藪入り 旧暦12月14日
午前中は大事な用事をすませ、昼より自転車で仕事場に向かう。 その前に、丸池公園に立ち寄ってみることに。 気温は低いが、日差しはあたたかく気持ちのよい一日だ。 たくさんの鳥が鳴き、威勢よく大空を飛び回っていた。 今日の翡翠。 セミコである。 この目。。 この目に魅了されたのである。 この目つき、たまならく好きである。 こちらは別の翡翠。 やはりセミコだ。 さかんに水のなかへジャンプをして餌を獲っていた。 その現場をカメラにおさめたいのだが、こんなしょぼい写真になってしまった。。。。 あまりにも早いスピードで普通のカメラでは絶対とらえられない。 寒梅が咲いていた。 遠くの方でこの梅を見て、男の子の兄弟がやってきて、「桜が咲いているよ」って言っていた。 「桜じゃないよー、梅だよー」ってわたしは叫ばなかった。 いずれ彼らは学習するだろう。 寒さのなかで見る梅はやはりいいものだ。 今日は田中裕明・森賀まり共著『癒しの一句』より、1月15日付けのもの。 小豆粥すこし寝坊をしたりけり 草間時彦 小正月の日に小豆粥を食べるのである。望の日、すなわち15日に食べることから望の粥ということもある。とはいえ、元旦を大正月、15日を小正月と言うならわしもだんだん行われなくなっている。もともと旧暦による農耕儀礼であって、春の訪れを予祝するものだった。小正月の行事もすたれてきているが、小豆粥や左義長などはまだ残っているほうか。この日、餅入りの小豆粥を食することによって、邪気を払うといわれている。 さて、掲出句、小正月の日に朝寝坊をして遅い朝食に小豆粥をいただいている。これという予定もなく、ぼんやりと何を考えるでもない時間。すこし寝坊をしたといってそれを悔いるでもない。初老の男性のおちついた立居である。ユーモラスな措辞に、読む者も思わずにんまりとするような俳句。 草間時彦は大正9年(1920)東京生れ鎌倉育ち。掲出句は句集『桜山』所収。昭和47年作。作者の自註には「そして、朝酒を少したのしむ」とある。ゆったりとした時間が流れている。(田中裕明) この解説を読んでいて、「そして、朝酒を少したのしむ」という自註に田中裕明さん、きっと羨ましかっただろうなあって思った。お酒が好きだった田中さんである。初老となったら草間さんのように、なんて思ったのではないかしら。誠に残念ながら、初老をむかえられることはなかったが。。。。 「小豆粥」食べました? わたしは「小豆粥」ならぬ、いただきものの「最中」を食べました。すごいボリュウームであり、なかに小豆がびっしり入っていて、お餅も入っていた。全部はとても食べきれず、昨日半分、今日はその残りの半分を食べた。甘すぎずおいしゅうございました。 その最中は、「立川最中」と言って有名らしい。 来年は小豆粥を食べようかな。。 寝坊もしてさ。(と言ったっていつも寝坊ばかりだけど) そして朝酒! 休日であったら許されるかも、ね。 桜湯のための「桜の塩漬け」をいただいた。 さっそく今日はそれを最中を食べるときに淹れてみた。 最初はわからないから、かなりドバっと(なにしろ大雑把な人間なので)桜を入れてお湯を注いだ。 こんな感じ。 飲んでみたら、えらくしおからい。 あれー、これじゃ飲めないわ。 改めて、わずかな桜をつまんで淹れなおし。 容器も茶たくも変えて。。 まあまあ、いい塩加減である。 おいしくいただきました。 いつも淹れてもらっていたので、自分で淹れるのは初めてかもしれない。桜湯は。。。。 お正月の華やぎを取り戻したような気持ちに浸ることができました。 わたしの友人さんたち、遊びに来ません? 桜湯をご馳走いたしますわよ。
by fragie777
| 2022-01-16 21:01
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