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12月26日(日) 旧暦11月23日
今日はどうしても新宿に行かねばならず、行く。 これは新宿駅にあたらしくできた地下通路である。 あたらしくできたというか、ここはこの間まで、駅の構内だったのであるが、それを取っ払って西口と東口をつなげたのである。 これは画期的なことであり、どんだけ便利になったことか。 西口から東口へと向かう。 壁にはこんなアニメの映像が展開し、通りすがりの主に若者がiPhoneをむけている。 東口についたので、地上へ出た。 相変わらず、多くの人で賑わっている。 わたしはここに立つのは二年ぶりか。 紀伊國屋書店がある並びの通り。 今日は紀伊國屋にも行く。 デパートに行き、書店に行き、ふたたびデパートに行ったりしたら、3時を過ぎてしまった。 その後は仕事場で仕事。 明日も、明後日も、明明後日も、出社することになる。 お正月の準備などなにもしていない。 いつものことなので、焦ることもない。 わたしが焦っても焦らなくてもお正月はやってくる。 今日は岸本尚毅著『山口青邨の百句』 より。 実朝の歌ちらと見ゆ日記買ふ 『雜草園』 昭和八年 青邨の句には素っ気なく無造作な句と、巧さを前面に出した句とがある。この句は後者である。 一句は「ちらと見ゆ」で切れる。店頭で日記を手に取った。各頁の余白に和歌や俳句を刷り込んだものであろう。実朝の歌がちらと見えた。その日記を買うことにした。「見ゆ」は自動詞で主語は「歌」。「買ふ」は他動詞で主語は省略された「我」。「見ゆ」から「買ふ」への主語の切り替わりが自然である。 「日記」ってつけてます? わたしはつけてないなあ、って思って、あら、でもこうやって「編集日記」を生き恥をさらしながら書いてるじゃん、って思った。だが、これも仕事のうち。もっと密やかな日記をつけてみたい。。。。。 キャリーバッグのなかの日向子。 今日は午前中、近くの病院へ連れていった。 運ばれていく途中、とても不安そうな日向子である。 病気ではなくて、健康診断と爪を切ってもらいに。 爪が肉球に食いこんでしまって、痛そうだったので。 あとは問題なし。 しかし、十七歳という老猫である。 田中裕明さんが亡くなられた年に生まれてわが家にやってきたのだった。 入院をされている田中裕明さんに、日向子の写真をたくさん送りつけて、「可愛いでしょう」って自慢をしたのだった。 闘病のくるしい時だったと思うが、「可愛いですね」とメールをくださり、わたしは暢気に「そうでしょう、そうでしょう」と。 まったくなっちゃないyamaokaである。(亡くなるなんて少しも思ってなかった……) 日向子の歳をわすれそうになると、ああ、田中さんが亡くなられた年だった。と思って年がわかるのである。 2004年に逝去され、ことしで17年が経つ。 12月30日の忌日がまもなくやってくる。 冬の詩人赤子のやうな人見知り 田中裕明
by fragie777
| 2021-12-26 19:58
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