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12月16日(木) 旧暦11月13日
野鳥公園に咲いていた水仙。 水仙は冬の花。 とりわけ好きな花だ。 ほんと、よいわ。。。 昨夜は爆睡した。 今日もじつは眠くてならない。 14日、15日とかなり興奮をしていたようだ。(そりゃそうよね…) 新刊を紹介しておきたい。 と言ってもまだオンラインショップにはない本である。 『俳人協会賞作品集 第三集』(俳人協会編) ふらんす堂刊 A5判並製ソフトカバー装かがりとじ製本帯有り 726頁 定価=3500円+税 本書は、社団法人俳人協会の創立六十周年の記念事業の一環として刊行されたもので、ふらんす堂はその本づくりのお手伝いをいたしたものである。 いずれオンラインショップでも販売されることになると思うが、いまはまだ取り扱っていない。 巻頭に大串章俳人協会会長の序がある。 紹介をしておきたい。 当協会の事業の一つに「俳句文芸家の顕彰および俳句文芸に関する優良図書の推薦」があることはどなたもご存じのことである。その一環として、毎年刊行の数多くの句集から選考して俳人協会賞を授与してきた。 当協会は創立二十周年を迎えた折に、第一回から第二十回までの俳人協会受賞句集二十六冊をまとめて『俳人協会賞作品集[第一集]』を刊行した。 その後、第二十一回から第三十六回までの受賞作品二十二冊を『俳人協会賞作品集[第二集]』として刊行した。いずれも好評のうちに版を重ねてきた。 今ここに『俳人協会賞作品集[第三集]』として第三十七回から第五十八回までの受賞句集三十三冊をお届けする。 俳人協会創立六十周年記念事業のこの本書も、広く俳句愛好家の要望に応えうるものと思う。 ご愛読、ご活用をお願いしたい。 この一冊で、33冊の受賞句集をよめることになる。 受賞句集の大方は、すでに品切れ、絶版になったものがほとんどであり、そういうことからしてそれらの句集を手軽に読める一冊となった。 目次 収録句集は、 第37回 清崎敏郎句集『凡』、宮津昭彦句集『遠樹』/第38回 加藤三七子句『朧銀集』/第39回 石田勝彦句集『秋興』/第40回 今井杏太郎句集『海鳴り星』、林徹句集『飛花』、本宮哲郎句集『日本海』/第41回 茨木和生句集『往馬』、神蔵器句集『貴椿』/第42回 大峯あきら句集『宇宙塵』/第43回 黛執句集『野面積』、藤本安騎生句集『深吉野』/第44回 鈴木鷹夫句集『千年』、第45回 大串章句集『大地』、鍵和田秞子句集『胡蝶』/第46回 西村和子句集『心音』/第47回 大嶽青児句集『笙歌』、今瀨剛一句集『水戸』/第48回 浅井一志句集『百景』、伊藤通明句集『荒神』/第49回 榎本好宏句集『祭詩』/栗田やすし句集『海光』/第50回 斎藤夏風句集『辻俳諧』/第51回 辻田克己句集『春のこゑ』、山本洋子句集『夏木』/第52回 片山由美子句集『香雨』、第53回 大石悦子句集『有情』/第54回 若井新一句集『雪形』、第55回 柏原眠雨句集『夕雲雀』/第56回 山尾玉藻句集『人の香』/第57回 櫂未知子句集『カムイ』、須賀一恵句集『銀座の歩幅』/第58回 伊藤伊那男句集『然々(しかじか)と』 である。 こんなにたくさんの収録句集である。 ふらんす堂としてこころがけたことは、重くれた一冊にならないように、手にとりやすく、読みやすいものをということである。 しかし、資料として使いがってよくなければならない、そこで、かがり製本として天アンカットにし栞紐を二本つけた。 書影を紹介しておきたい。 装釘は和兎さん。 表紙。 何度も使用に耐えるように紙クロスも丈夫なもので。 本文レイアウト。(和兎さんによる) この開き具合は、読みやすさにつながる。 重厚でありながら爽やかにしてスマートな一冊となったのではないだろうか。 「老若男女を問わず、広く俳句を愛する皆さまに読んでいただきたい。」と、「あとがき」で能村研三理事長。 俳人協会におけるこの本の編集責任は、菊田一平氏である。 ふらんす堂の担当はPさん。 何度ものやりとりをしながらの一冊となった。 菊田一平氏から、ひと言をいただいているので、紹介をしたい。 すでに『俳人協会賞作品集』は[第一集]、[第二集]と既刊二冊があります。 [第二集]までは定期的に刊行され、それぞれ15,6冊の受賞作品を収録してきました。その後、長年のブランクがあり、今回「俳人協会60周年記念」として[第三集]を刊行することになりました。編集は片山由美子委員長を中心に協会員の5名が担当しました。 平成4年度第37回受賞、清崎敏郎さんの『凡』と宮津昭彦さんの『遠樹』から、平成30年第58回受賞、伊藤伊那男さんの『然々と』までの33冊を収めています。 既刊二冊は本文が三段組で文字が小さく多少の読みづらさがありました。その経験を生かして[第三集]は二段組にし、ページ20句のゆったりした構成にしま した。文字は旧字、正字等ほぼ原本に忠実に組んでいます。また、開きやすいようにかかり綴じにし、受賞作品の表紙の写真を掲載して刊行時のたたずまいが分かるようにしました。 なにせ平成4年から平成30年までの26年間には、該当句集が著者の手もとになかったり、わずかしか残っていなくて貸し出しが難しかったり、亡くなった方も多くおられて、原本集めに難渋しました。入手困難なものは神保町の古書店のお手を煩わせてなんとか集めることができました。 本文の校正はふらんす堂編集スタッフと協会事務局が分担してあたりました。 何度かの校正を繰り返し、必要であれば著者とやり取りをしながら、A5版726頁の重厚な一冊が出来上がりました。装丁の青を基調としたカバーはインパクトがあり、とても爽やかです。多くの皆さまにお読みいただけるのを願って止みません。 ●入手方法 協会からの発送は1月中旬以降になります。希望された会員の皆様にはその頃お手元に届くかと存じます。 店頭などに並ぶのも1月中旬以降を予定していますので、ふらんす堂オンラインショップにもその頃掲載致します。 早く入手したい方は俳人協会までお問い合わせ下さい。 現在は月・火・金に営業されています。 →「俳人協会」 ●編集者のPさんからのひとこと 第一集・第二集は三句組だったので、二句組でゆったり組むことを提案させて頂きました。33句集分だったので最初は合本を予定していましたが、なんとか1冊に収め、またかがりの並製本にしたことで、軽くて読みやすく、栞紐もつけることができました。書影も撮り下ろして、スタイリッシュに組めたと思います。 もう手に入れることができない句集も数多くありますので、珠玉の一冊をお見逃し無く! 定価=3500円+税 かなりのお手頃価格であると思う。 菊田一平氏は原本集めにずいぶんとご苦労をされたようである。 菊田一平さま、いろいろとお世話さまでございました。 よき一冊となってご苦労もむくわれたことでしょう。 ご縁をいただきありがとうございました。 こういう本は飾っておいても意味がない。 読まれてこそである。 これはふらんす堂の天井。 眠くて仕方のないyamaokaは、お昼休みに椅子をならべてその上に横になってしばし、眠った。 その時に見あげた天井。
by fragie777
| 2021-12-16 18:50
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