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10月17日(日) 旧暦9月12日
朝から朝から肌寒の一日となった。 お天気がよければ、午後にでも気合いの入った自転車に乗ってやや遠出をしようかと思っていたが、予定はおおきくはずれ家の中でぬくぬくのらりくらりとして、夕方近く仕事場へ出かけたのだった。 今日は寒いので少し前に出会った武蔵野郊外の草花を今日はアップしよう。 見ているとあったかくなる。 黄菊。 蓼の花。 芒。 こちらも芒かな。。。 この日はすこぶるお天気が良かったのだった。 昨日は、「深見けん二先生を偲ぶ会」が行われた。 きっとしみじみとした良い会であったことと思う。 深見けん二先生が主宰をしておられた「花鳥来」の終刊号である。 「星祭る」と題して作品が掲載されている。 百歳は近くて遠し星祭る 句集『もみの木』にも収録されている一句が、冒頭におかれている。 今日の朝日新聞の俳壇・歌壇の「うたをよむ」は、「花鳥来」編集長の山田閏子氏が、「けん二の虚子恋」と題して、深見先生の追悼の文章を寄せておられる。冒頭にこの一句をおいて、 「百寿まで半年を残し、深見けん二は九月十五日に眠るように息を引き取った」という書きだしである。そして、 先生はいつもはるかや虚子忌来る の句をおき、「最後まで虚子恋の人であった」と結んでおられる。 この「花鳥来」最終号には、深見先生の「あとがき」がある。 「花鳥来」を創刊して三十年が経ちました。しかしながら私も九十九歳となり、終刊することと致しました。会員の皆さんのご協力、ご精進に感謝と敬意を表します。虚子先生、青邨先生の俳句を詩友の皆さんと共に学び、私にとってかけがえいのない三十年でした。これからも俳誌「初桜」を通じ、「花鳥諷詠」「客観写生」を学んで行ってくささい。(けん二)」 深見けん二先生の俳句精神は、新しい俳誌「初桜」(山田閏子主宰)に引き継がれて行くことになる。深見先生も心から安心されたのではないかと思う。「初桜」という俳誌名に先生も喜ばれたのではないだろうか。 人はみななにかにはげみ初桜 一度聞いたらわすれられない代表句である。 「花鳥来」終刊号に掲載されている深見先生の6月9日付けのお写真。 すこし痩せられている。 深見けん二先生の著書(ふらんす堂刊行)の広告の掲載をしていただいた。 「季題の力を信じなさい。」「写生句を作るのは辛抱がいりますよ」と私たちは常に教えを受けた。 と今日の朝日新聞に山田閏子氏は書かれているが、ご自身の実践から得た嘘偽りのないお言葉であると思う。 同じく今日の朝日新聞の「風信」には、奥坂まや句集『うつろふ』が紹介されている。 第4句集。「炎天や何求(ま)ぎて波つぎつぎに」「ひるがほや死はただ真白な未来」370句を収録。
by fragie777
| 2021-10-17 20:58
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