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8月25日(水) 旧暦7月18日
ここはいつ来ても人がすくなく静かなところである。 杉のほか檜やカラ松など丈高い木々がつづく道である。 水に映った針葉樹の木々。 昨夕、仕事帰りにクイーンス伊勢丹によって買い物をした。 忘れずにiPhoneを首にさげ、買わなくてはいけないものを知るべくメモ帳をひらいた。 ええっと、 写メしたメモはっと? あれ、 ない。。。 で、メモを写メしてくることを忘れていたのだった。 ということで、今日はなにが何でも買わなくてはいけないものをこのブログに書いておこう。そうしたら忘れないと思うんだ。(私物化もはななだしい) デミグラソースと炭酸水と葡萄。この三つはどんなことをしても買うこと。とくにデミグラソースはね。 ということで、(何の脈絡?) 毎日新聞の坪内稔典氏による「季語刻々」の記事を紹介しておきたい。 8月20日は、田彰子句集『田さん』より。 新涼や潮の音する塩饅頭 田 彰子 「「音する」という表現が塩まんじゅうをとてもうまそうに感じさせる」と坪内さんは書いておられる。わたしは更に突っ込んで、「潮の音」ってどんな音だったのだろうかって思った。頭韻を踏んでいてさらりと気持ちよく読める一句ではあるが。饅頭を振ってみたのかしら、それとも割ったときに聞こえたのかしら。中村草田男のように「シク」という音が聞いたのかしら。田さんにうかがってみたい。 8月22日は、 清水右子句集『外側の私』より。 啄木鳥やポケットに挿す文庫本 清水右子 坪内さんは、立原道造の詩集をポケットに挿して、高原の雑木林の道を歩きたいんですって。ローマン派だなあ。絵になる風景である。でもすこし決まりすぎですよ、坪内さん。皆さんは、ポケットにどんな文庫本を挿して歩きたい? それこそ、今日の写真の針葉樹林を歩くなんていう想定でもいいかも。この際文庫本は、実際に読まなくてもいいし、道具立てのひとつと考えてもいいし、いや実際に読みたいものであってもいいんだけど。もう在庫がほとんどなくて残念なのだけど、わたしはふらんす堂文庫なんかをおすすめしたいな。たとえば、木下夕爾句集『菜の花集』などはどうかしら。夕爾のやさしい詩のことばに触れてほしい。〈秋草にまろべば空も海となる〉〈こほろぎやいつもの午後のいつもの椅子〉〈秋風や話につれてゆるみし歩〉などなど。なんだか心がゆったりとしてくる。ふらんす堂文庫はうすくてポケットにいれても邪魔にならず、手になじむしかも手作りの一冊。宝石箱のよう、って言ってくださったのが坪内稔典さんだった。 8月24日は、 木暮陶句郎句集『薫陶』より。 秋の日を蹴りゆく子等の影法師 木暮陶句郎 スケボーで遊んでいる子どもたちを連想してもいいかも、って坪内さん。子どもの時間って大人のそれよりもゆっくりと過ぎていく。さまざまな些事に気をとられている大人には「秋の日」などは見えるようで見えない。学校帰りなのかしら、ランドセルを鳴らしながらふざけながらゆっくりと子どもたちは歩いて行く。そういう子どもの目には大人たちには見えない「秋の日」がはっきりと見えるのだ。陶芸家で俳人である陶句郎さんの時間もきっとゆったりと流れているのだろう。だから、秋の日もその子どもたちの影法師もそこに流れる時間もよく見えるのだろう。この句をとりあげた坪内さんも少年のような心の持ち主だから「秋の日」は親しいだろう。わたしは、だめ。日頃はすごい勢いで生活しているし、ちょっとまったりすると忘れ物をしたり、どこか抜けていて大慌てをする。要するにガサツな人間なのである。だから、秋は食欲の秋につきるような気がする。 今日新刊紹介をしようと思ったのだが、ちょっと資料がととのわず、明日いたします。 神代植物園の飛び石をいくわたしの一歩。 この白い靴、無印良品で今年購入したもの。扁平で外反母趾の不格好なわたしの足でもやさしく包んでくれる。 定価がなんと2980円(税込み)。よく見ると革じゃないのよ。 でもわかんないでしょ。 今年はきつぶして、また来年になったら買うつもり。 本当によく履いた。 友人のYさんは、「もっとおしゃれな靴を履きなさいよ。」って言うのだけど、おしゃれな靴は好きだけど足に合わないのよ。 靴は足に合うことが一番。 それほど悪くないでしょ。 どう?
by fragie777
| 2021-08-25 19:49
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