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8月7日(土) 立秋 旧暦6月29日
用事があって車ででかけることになっていたので、午後より「マン・レイ展」に行く。 すでに見たという友人のCさんが「是非行くといいですよって」に教えてくれたものだ。 絶対見ようとおもっていたものだ。 コロナ感染者数がいよいよ増えている今日、都心にでかけるのはかなり勇気のいることである。 ましてや、渋谷である。 ただ、この開催場所が渋谷の文化村Bunkamuraにある「ザ・ミュージアム」であるということ、車ででかけたということで、雑踏は避けられたのが幸いだった。 この展示会そのものも人数制限がされ、ゆったりとした空間で見ることができた。 「女性たちのとの出会いを通して生まれたマン・レイの作品世界」とあり、250点もの作品が展示されている。 彼の活動期をニューヨーク、パリ、ハリウッド、パリの4期に分け、マン・レイに大きく影響をあたえたミューズなる女性たちを中心に、写真のみならず絵画やオブジェなど広い範囲にわたる作品に触れることのできるもの。 マン・レイの作品が好きな人なら、是非見ておくのがよいと思う。 予約制になっているので、注意されたし。 ミューズたちはみな素晴らしく美しく、そしてパリのシュールレアリストたちとの交友など、その時代の空気と芸術活動を知ることのできる「マン・レイ展」である。余談ながら、わたしは数年前に友人とパリに行ったとき、モンパルナスに宿泊したのであるがその宿からマン・レイのアトリエだった部屋が見えて気持ちが昂揚したことを思い出したりした。また、モンパルナスの墓地に眠るマン・レイのお墓を訪ねたことも思い出のひとつだ。 マン・レイ展を見ておもったことは、その多才さである。写真のみならずさまざまな芸術的試みをし、過去にとらわれず常に新しさを求めていたこと、裸体の展示作品のところに「欲望の対象ではなく、物(オブジェ)としての裸体」といった文章が書かれていたことが印象的だった。 許されれば繰り返し行ってみたい「マン・レイ展」である。 展示をひととおり見たあとは、すこしグッズを買って、そのあと必ず立ち寄る書店に行く。 ここは面白い本だけでなく、雑貨がとても面白い。 その後は隣接しているカフェ「ドゥ マゴ」に行く。 ここも必ず寄るところだ。 本当にひさしぶり。 いつも中庭のオープン・カフェで。 テーブルの緑色が気に入っている。 ホットチョコレートを頼んだのであるが、これがべらぼうに美味かった。 いままで飲んだどのホットチョコレートよりコクがあり、香りだかい。 購入した雑貨の一部を並べてみる。 高いものは買えないが、たとえばポストカードなどは購入して額装などにするのが楽しい。 栞。 一枚の紙のものだが、素敵だ。 わたしは、マン・レイ展のグッズでは、ブローチを購入した。 これ。 どこにつけようかなって迷っている。。。 そうして、Bunkamura をあとにしたのだった。 このBunkamuraにはいろいろな思い出がある。 蜷川幸雄などの演劇やさまざまな映画を見にきたり、そしていろんな展覧会にもきた。 昨日話題にした金子國義展にも来て、金子國義氏とお会いしたりもした。 その時の写真もある。 この渋谷界隈は小さな映画館があり、いろんな映画をみたわたしには懐かしい場所だ。 しかし、いま、コロナウイルスの席捲によって、すべてのことが変わろうとしている。 へんな言い方だが、ウイルス以前と以後。 日々ウイルスを認識し闘いながら生きていく時代となりつつあるのか。。 今日の翡翠。 「マン・レイ展」に行って来たわ、と報告に。
by fragie777
| 2021-08-07 23:12
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Comments(4)
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黄色い鳥が気になるのですが
これも美術展のグッズですか?
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りんりんさま
そうですよね、 実際に行ってみてみたいという思い、わかります。 愛猫をおほめいただきありがとうございます。 ふらんす堂文庫もお持ちとのこと、嬉しいです。 いつか東京にいらしてください。 (yamaoka)
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