7月も終わり、すでに秋の気配が、、、、

7月31日（土）　　　旧暦6月23日

2021年7月最後の日の雲の峯。

　　死者生者敗者勝者や雲の峰　　　　　小島一慶

午後より仕事場で仕事をし、夕方に仙川沿いをあるく。

散歩をするにはよい時間である。

（翡翠たちにも逢えるし…）

丸池公園につくと、目の前を透明なものが飛んで木にとまった。

蝉である。

油蝉のようだ。

しばらく眺めていたのだが、鳴かない。

雌みたいだ。

仙川沿いは蝉の大音響である。

捕虫網をもった家族連れがあっちこっちにいる。

目の前の若いお父さん、えいっとばかりに捕虫網をひるがえした。

あらら、蝉は逃げてしまった。

川をのぞいてあるいていたら、目の前に緑色した美しいものが。。。

蟷螂の子どもである。

「子かまきり」は、夏の季語だ。

こちらをじいっと見ている。

かわいい。

しばらく目が離せない。

可愛いでしょう。

胴体を後ろにそびえさせているのは、威嚇をしているのかしら。

白粉花が咲いていた。

夕暮にひときわ鮮やかに咲く花だ。

秋の花である。

そしてわが翡翠。

今日もたくさんの翡翠に会った。

セミオ。

今年生まれたセミチビ。

こちらもべつのセミチビ。

蝉声は弱まることがない。

法師蝉や蜩がくわわる。

蜻蛉も群れ飛んでいる。

もう秋が近いことをおもわせる。

　蜩に歴史は常にかなしくて　　　京極紀陽

暮れてゆく仙川。。