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7月24日(土) 旧暦6月15日
およそ一年半ぶりになるだろうか。 俳人の石田郷子さんが暮らす飯能市の在名栗に降り立った。 なつかしい。 飯能から約50分ほどバスに揺られてくるのだが、名栗はキャンプの人でにぎわいバスはぎゅうぎゅう詰めである。 友人たちが席を確保してくれたので坐れたが、ひょっとした立ちっぱなしということもあった。 おお、やってきたぞ! マスクをしたままで、わたしは思いっきり息を吸う。 蛍が飛ぶ名栗川。 雉があるく草原。 しばらく茫然とする。 炎天下をあるく。 竹林の向こうは渓流がながれている。 烏が鳴いて、歓待してくれる。 もう、桃だって生っている。 山腹にある小さな社に案内される。 「厄除けの神さまが祀ってあるんだよね」て石田郷子さん。 秋に厄よけの祈願の花火もあがるそうである。 小さな社である。 社から村里を眺望する。 杉林に囲まれている。 りっぱな幣(?) 村人の信仰はこういうところにも息づいている。 わたしはこう言っちゃなんだけれど、異教徒なので身を小さくしてる。(なんてね) 山を下りてきたところに咲いていた萱草。 あるいはキスゲの花。 女郎花もきれだ。 友人の手にとまった精霊バッタ。 合歓の花。 山中でみる合歓の花はまたよいものだ。 橋をわたる。 みなのびのびと楽しそうである。 遊びのにはちょうど良い浅さである。 橋のうえでしばし歓談。 涼風がマスクのわたしたちをなぐさめてくれる。 美味そうな蕎麦屋がある。 その前を通って、 ふたたび道へでる。 「なに?」と聞くわたしに 「竹煮草」という返事。 ああ、これか。。。。 珍しい花の一群。 みなしっとりと濡れているようだ。 岩煙草。 美しい色をしている。 今日会ったこもごもで一番印象的な花だった。 遠くかすんでみえる木の花。 水木の花のようであるが、時期がちょっとちがう。 山の中腹に幻想的に咲いている。 「これは、水木の花?」って郷子さんに聞くと、 「ああ、これは、クマノミズキって言ってね、水木の花の種類なんだけど、水木の花より約ひと月ほど遅れて咲くのよ」ということ。 都会では見られない原始的なものをおもわせる景色である。 あーあ。 楽しかった! おしゃべりをしながら、里山を散策するのは炎天下であっても楽しいものである。
by fragie777
| 2021-07-24 22:40
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