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6月26日(土) 菖蒲華(あやめはなさく) 旧暦5月17日
久しぶりの新宿駅西口。 今日は新宿京王プラザにて、俳人協会賞の授賞式がある。 そのために新宿へ。 前回の授賞式以来であるので、半年ぶりかもしれない。 わが街新宿はたくさんの人でにぎわっていた。 スタッフのPさんと一緒だったのだが、Pさんが新宿西口での街頭演説を聴きたいというのですこし早めに出たのであるが、街頭演説がはじまったのは12時半、授賞式は1時からと言うことで結局ほとんど聴けずにその場を立ち去ることになる。街頭演説は「ジェンダーの問題」を中心に、ということ。 授賞式は、京王プラザホテルの42階「錦」の間にて午後1時より3時まで、人数を制限して授賞式のみが行われた。 以下その様子をすこしご紹介します。 俳人協会賞を受賞された俳人の方々。 右より第44回俳人協会新人賞を受賞された篠崎央子さん、そして安里琉太さん、真ん中が第60回俳人協会賞を受賞された野中亮介さん、第35回俳人協会評論賞を受賞された井上弘美さん、南うみをさん。 お一人お一人が約10分間のスピーチをされたのであるが、そしてそのスピーチをPさんがレコーダーに録音したのであるが、いま再現しようと試みたのだが、音が出ない。 念の為二台のレコーダーに録音したのであるが、だめ。 なんということ!! お一人お一人のスピーチはわたしのメモ書きと記憶によるものをちょっとご紹介します。 しかし、メモをとっておいてよかった。 句集『つむぎうた』で俳人協会賞を受賞された野中亮介さん。 最初は水原秋櫻子の風景句、大きな景を詠んだ句に魅せられたが、しだいに小さな世界にひかれるようになった。とるに足らないもの、小さなものに空気そのものがある。それに触れる楽しみ。小さい世界の背後にある無限の世界のひろがり。その空気感ではなく空気そのものに触れて俳句をつくっていきたい。 句集『式日』によって俳人協会新人賞を受賞された安里琉太さん。 俳句をはじめて10年になる。しかし、俳句をはじめるのが遅かったと思っていたが、教員となって子どもたちと俳句をつくることをとおして、「遅かった」という思いが変わっていった。大切なことは、表現することの喜びであり、俳句を詠むことの楽しさであり、俳句をはじめるのに遅いということはない、と思う。 句集『火の貌』で俳人協会賞を受賞された篠崎央子さん。 句集ができあがったときには師である鍵和田秞子先生は亡くなられてしまい、そしてその俳誌「未来図」も終刊となった。その後新型コロナウイルスの蔓延によって人の交流が疎遠になってしまうような事態もおきた。しかし、インターネットなどによって自分の句集がいろんな方達のブログに取り上げられたりして、たくさんの人と出会うことができた。いま思えばコロナという状況によってかえって、多くの人と知り合うことができたのだと思う。 かつて、まだ京都にいたときに10年ほど竹中宏さんを中心とした超結社の会「醍醐会」で俳句理論について学ぶことができたのは大きな経験だった。辻田克己、茨木和生など先輩俳人もおられ打ちのめされるようなこともあったけれど、その熱気のある会は俳句理論を学ぶ場として貴重な場であった。句座の大切さだけでなく、そういう論座の大切さを切実に思う。読む力はそういう場をとおして培われると思う。 ![]() 『神蔵器の世界』によって俳人協会評論賞を受賞された南うみをさん。 わたしも「醍醐会」のメンバーであり、いまもそこで学んでいる。この度の一書は、ウエップ俳句通信の大崎紀夫さんの熱心なすすめによって「ウエップ俳句通信」に連載をしてきたものであり、その連載の結果が一冊になったもの。大崎さんのすすめがなかったら書かなかったと思う。神器器の俳句対するひたむきな情熱に打たれたこと、そのことが本書の原動力になっているかもしれない。 皆さま、もっともっとたくさんのことを語られたのでしたが、わたしのレコーダーはふんともすんともいってくれません。 写真をとりながらメモをしたので、間違っていなければいいなあ。(なにしろ粗忽者でしょ) この度、俳人協会賞を受賞された皆さま おめでとうございました。 こころよりお祝いを申し上げます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 神代植物園の泰山木の花
by fragie777
| 2021-06-26 20:18
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