カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
6月13日(日) 旧暦5月4日
無患子の花。 無患子は大木なので、こんな風に間近で花をみることはなかなかできないそうである。 これは丸池公園の無患子の木。 なんども通ううちにすっかり親しくなった木である。 この無患子の木の実でつくったブレスレットをわたしは持っている。 昨年、この丸山公園の番人の叔父さまにもらったのだ。 あの羽子板の羽根につかわれる黒い実である。 無患子の木は良く知っていたが、花はあまり近くでみたことがなかったのでまじまじとみる。 小さな黄色の花がびっしりと密集している。 「無患子の実」は秋の季語であるが、「無患子の花」は、季語になっているのだろうか。 手元の歳時記をいくつかあたってみたが、ないようだ。 なぜだろうか。 こんなにきれいな花を咲かせるのに。。。 あまりにも高く咲く花であるので、目がとどかずまぎれてしまうのかもしれない。 エナガ。 桜の木や梅の木にたくさんのエナガが群がっていた。 ほんとうに小さな鳥で、長い尾があるのでその尾までの長さをいれて雀くらいの大きさだ。 すばしっこくて、カメラにおさめるのがとてもたいへん。 今日はどこにも行かず、それこを仕事場にもいかず、だらだらと家で過ごす。 翡翠たちに会いにいこうかなあって(昨日会った)おもったのであるが、いつのまにかウトウトとしてしまって、気づくと夕方になっていた。 何もしない割には、たべることについてだけは勤勉(?)であったので、きっと体重が1キロは増えていることであろう。 今日は田中裕明・森賀まり共著『癒しの一句』より、今日付けのものを紹介したい。 紹介者は森賀まりさん。 ひらがなのさよならばかりさるすべり 森 慎一 作者森慎一は昭和25年(1950)生れ。作者には掲出句を含む句集『風のしっぽ』の他にすでに二冊の詩集がある。 さるすべりは百日紅と書き、その名のとおり夏の盛りから初秋にかけて花期の長い花である。遥か天竺(インド)から中国を経て江戸時代に日本に伝わった。花の色は紫や白もあるが多くは桃色。 掲出句はひらがなの表記によって「さるすべり」の音が「さよなら」と響き合う。また「ひらがなのさよなら」という実体のない景色が、日盛りに咲く百日紅の色彩によってあぶりだされてくるようだ。句集『風のしっぽ』は「立春の海を渡ってくるゴリラ」という句から始まる。そもそもこうした句から整った句意をかってに作り上げるというは野暮というものだろう。ただ、掲出句を読むとき炎天と親しかった幼い頃の記憶の切れはしが次々と浮かんでくる。(百日紅・夏) 森慎一句集『風のしっぽ』は、1996年にふらんす堂より刊行された。 坪内稔典氏が言葉をよせている。 口語表記の親しみやすい文体の句集である。 ほかに、 風を捜せばホタルブクロに風のしっぽ 如月の大きな犬と西行忌 しかし、森慎一さんは、すでに鬼籍の人である。 急逝されたという連絡をいただいたのは、もう何年も前のことである。 (すでに10年くらいは経ってしまったのかもしれない) 関西の俳人で、ご交流のあった大石悦子氏がとても悲しんでご連絡をくださったことを憶えている。 韓国、伝統芸能の仮面劇の人形
by fragie777
| 2021-06-13 20:55
|
Comments(2)
![]()
今日、森慎一さんのことをふと思い出して、どうしていらっしゃるのだろうと検索をかけたら、ここに来てしまいました。亡くなっておられるということ、大石悦子さんからのお知らせだったことにも驚いています。27年前、船団おおさか句会で、私の句を初めて採って下さったのが森慎一さんでした。そのおかげで今も俳句を続けています。もう一度お目にかかりたい方でした。ご冥福をお祈りいたします。
0
星野早苗さま
コメントをありがとうございます。 まだまだお若くて亡くなられたと思います。 ふらんす堂にもご来社くださったのでした。 森さんのご縁で俳句をつづけておられるということ、なによりと思います。 (yamaoka)
|
ファン申請 |
||