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5月27日(木) 旧暦4月16日
小田急線成城学園前駅に咲いていたドクダミ(十薬)の花。 あまりにも日当たりのよいところに咲いていたためかこのドクダミの花たち、とても幸せそうでのんびりとした雰囲気だった。 今日は紺のサマーセーターに木綿の白のコートを着て出社。 コートは脱いでサマーセーターのみで仕事をしていたのだが、やがて寒くなったので抽出より赤のウールのカーディガンを取り出して着込む。 そのうちにさらに寒くなってきたので、床暖房をつけた。 ブログを書いている今は、足元はポカポカとなかなかよろしい。 いまの季節、風邪をひくことはどんなことをしても避けたいって思う。 5月25日づけの舞鶴市民新聞をおくってもらった。 一面おおきく、大石悦子氏の句集『百囀』が取り上げられている。 大石悦子氏の写真と書影が掲載され、「珠玉の句集 頂に」「句作はじめて60有余年 俳句界の最高峰に」「本市出身・大石さん 第55回「蛇笏賞」に輝く」などの見出し。 抜粋して紹介したい。 本市北田辺の出身である俳人・大石悦子さん(83)=大阪府高槻市=の句集「百囀」(ふらんす堂刊)が、第55回「蛇笏賞」に輝いた。俳人・飯田蛇笏の遺徳を敬慕して設立された同賞は、俳句界に最高の業績を示した句集に贈られる。当地でも、同郷の俳人が掴んだ栄誉を喜ぶ声が広がっている。(略) 書名の「百囀」は多くの鳥の囀りのこと。大阪郊外にある自宅へ、四季をとおしてやってくる野鳥への親近感をこめて名づけた。「鴛鴦の絢爛と流れゆきたる」「春の山とは父もゐき母もゐき」「擬態して自切して竹節虫枯る」など、情感豊かな句が収められている。 ふらんす堂のホームページでは「大石悦子俳句日記」というコーナーも持つ大石さん。その経歴は、鶴俳句賞受賞(1980年)。第30回角川俳句賞受賞(1984年)。第10回桂信子賞受賞(2018年)などと華々しい。(略) 「17音という短いセンテンスで自分を表現できる俳句が、性に合っていた」と大石さん。今回の受賞については「手放しで嬉しいというような心境ではなく、まだ遠くから見ているような心持ち」と話しながらも「私は舞鶴に育てられた」とふるさとへの感謝を口にした。 今でも帰郷する時、真倉駅を通過した電車が西舞鶴の市街地に入るあたりで胸が熱くなるという。 大石さんは「あれがわたしの原風景。(舞鶴で過ごした時間は)人生の中では短い一時期だが、濃密な時間。記憶の豊かさを支えいている人や思い出が、今の自分を育んでっくれたと強く感じる」と舞鶴への思いをあふれさせた。 句集『百囀』は品切れとなっていたが、明日は再版が出来上がってくる予定である。 そして、高柳克弘句集『未踏』が、再版後しばらく品切れとなっていたがこの度電子書籍にて、発売となった。 雨上がりの舗道の水たまりに並木の若葉が映るような自然さで、俳句の器が作者の若さを抱きとめている。それが高柳克弘君の俳句を知った私の第一印象だった。(略) やがて高柳君は、波郷がそうしたように、青春詠の時代を遠い故郷として捨て去り、見晴るかす荒野に足を踏み出すだろう。しかし、高柳君の目には、そこに私たちには見えない俳句の沃野が広がっているのだと信じたい。彼自身が選んだ「未踏」の句集名が何よりも彼の決意を示している。(小川軽舟・序文より) 「未踏」というタイトルも気負い過ぎた感があるが、形式の可能性を攻め続けることが形式への最大の礼儀と信じる自分の正直な思いがこもっているため、動かしがたかった。(著者・あとがきより) 葉桜やナイフつめたき雨の夜 大欅夏まぎれなくわが胸に 駅を出て大樹ありけり帰省かな 名曲に名作に夏痩せにけり わが拳革命知らず雲の峯 空蝉を握り潰せば紙の音 夜の新樹どの曲かけて待つべきや 羽蟻の夜パントマイムの男泣く わが部屋の晩夏の空気君を欲る 句集前半におかれた夏の句をいくつか紹介する。 いどんでくるようなまぶしい若さの俳句がならぶ。 ここ二度ほどマスクをし忘れて家を出てしまうっていうことが続いた。 一度は車を運転していて気づき、引き返した。 もう一度はマスクをしないままどうどうと商店街をあるいて、とあるお店で買い物をした。 いつも行くお店で、ちょっといつもと空気がちがうなあっておもいながらも、なんせわたしが何も気づかずヘイチャラであるわけなので、何も言われずにそのまま買い物をしてその店を出たのだった。 そして、ますますどうどうと歩いて、横からやってきた自転車と衝突しそうになった。 お互いにハッとして、顔を確認しあって、わたしはそのまま立ち去ろうとしたとき、自転車にのっていた男性がちょっと抗議するようにこちらを振り返っている。 わたしはあらら、どうしたのかしらん、と怪訝におもいながらも、ごめんあそばせっといった風にして、歩き始めた途端、 気づいたのよ。。。 マスクをしてないってことを。 わたしは蒼白となり、わたしの回りの世界は色をうしなった。 あわてて、持っていた予備のマスクをとりだしてしたのはいいが、なんというか、あまりにもどうどうとマスクをしないで歩いてきてしまった私の過去がわたしを攻める。 それにその自分が恥ずかしくて仕方がない。 だから、最近のわたしは、その商店街をあるくたびに厚顔無恥な自分を思い出し、前科一犯の犯罪者のごとくこそこそと歩くっていうわけである。 で、今日のブログのタイトルとなるわけである。 わたし、 本当に 気づかなかったのです。。。。
by fragie777
| 2021-05-27 19:15
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