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5月19日(水) 旧暦4月8日
そよご(冬青)の雌株の花。 ご近所にさいていたもの。 わが家にもそよごは株立ちであるのだが、日があたらないためか殆ど花をつけない。 秋には小さな赤い実をつける。 俳人の西宮舞さんにメールで連絡をすることがあって、そこに 「早くも梅雨入り、庭の薔薇は咲き終わり紫陽花や泰山木が咲き始めました。」 とあり、薔薇や紫陽花のみならず、泰山木の木もあるのかと驚いてしまった。 四季おりおりいいろんな花が咲き、美しいお庭の様子だ。 そのことを申し上げると、 「この辺りは緑が少ないので少しでも、と花や虫?を育てています。 仙川は自然がいっぱいでうらやましいです。 編集日記でいっぱい写真を載せてくださるので行った気にさせていただいております。」 とのメール。 そうか、わたしの暮らしている仙川ってあんがい自然があるのかもしれないな、って思った次第である。 翡翠の写真も見てくださっているようで嬉しい。 今日の大辻隆弘さんの「短歌日記」に、「翡翠」の文字があってそれがまっさきに飛び込んできた。 「翡翠を詠んでいる」って思ったのだけど、よく読めば「翡翠(ひすい)」とルビがふってあり、あの宝石の翡翠のことだとおもったのだけど、さらによく読めば、やっぱり「わたしの翡翠」のことだって勝手に思った次第。 いいのよ、そう思わせてくださらない。 短歌による挨拶歌として心にそっとしまっておきましょう。。。。 ということで、最近の翡翠たち。 チビ翡翠。 セミオくん。 セミコちゃん。 みな元気で生きております。 このブログを見ていてくださっている皆さんへよろしくということです。 なんだか「編集日記」ならぬ、「翡翠日記」になっているような感じがすることがあります。 先日お目にかかった本井英さんが、「鳥の写真いいね」とおっしゃってくださっていたので、本井さんへもわが鳥たちからよろしくということでございました。 本井英さんは、すこし前にお身体を壊されたのだがいまはすっかりよくなって、とてもお元気になられたご様子。 伺えばお酒をぷっつり止められたということ。 「まあ、すごいですね。呑みたくなりません」と伺うと、 「う~ん、時にねシャンパンだけは飲みたいなあっておもうことがあるよ」 「ああ、シャンパンはいいですねえ、わたしはいまもっぱらシャンパンならぬ安いスパークリングワインを呑んでます。上手いんですよ、これが、、、」 「いいねえ……、そういえばね、草間時彦さんはね、晩年シャンパンをよく飲んでね、夜寝る前にモーツァルトのレクイエムを聴きながらシャンパンを飲む、それが『最高だよ』って言ってたなあ……」 「ああ、いいですねえ、モーツァルトもシャンパンもどっちもいいですねえ、知っていたら草間先生にもっとそのことを伺いたかったなあ」とわたしは申し上げたのだった。 その佇まいがお殿様然としていた草間時彦氏であったが、モーツァルト好きと伺って、すごく納得したのだった。 モエシャン(モエ シャンパン)を好まれたという。(わたしには手がでませんが……) 草間時彦氏は、晩年の亡くなる少し前にご自身の精選句集をどうしても「ふらんす堂文庫」で上梓されたいというい思いがあり、急遽刊行の運びとなった。病院に闘病中の草間氏の手元に届けることができたのか、いまではそのあたりの記憶がはっきりしない。 栞は高橋睦郎氏が寄せていて栞の最後に草間氏への追悼句を記しているので、あるいは間に合わなかったのかもしれない。 草間時彦精選句集『池畔』 A6判80頁 フランス装文庫本 ふらんす堂文庫 2003年6月刊 本句集に、モーツァルトのことを詠んでいるかしらと改めて頁を繰ってみた。 すると音楽に関することが何句か出て来たので紹介したい。 菊焚きてモーツァルト忌の夕べかな (十二月五日) カザルスが逝きて部厚き露の闇 (十月二十三日) 胡桃噛むバッハは真面目過ぎていや 草萌えてドボルザークが聞きたき日 四句が見つかったが、精選であるから実際にはもっとたくさん句を詠んでいらしたと思う。 忌日をちゃんと覚えていてそれを詠んでいるというのがやはりクラッシック好きだったのだろう。 「バッハは真面目過ぎていや」には笑った。 そうか。わたしはいまもっぱらバッハばっかり聴いているぞ。 先日は「ミサ曲ロ短調」をダウンロードして聴いた。リヒターの指揮のやつ。 今日はリヒテルのフランス組曲を聴いた。 わたしはベートーヴェンやドボルザークを聴くよりも気分的にバッハを聴く方がラクなのだ。というかほかはほとんど知らない。 モーツァルトはもっとラクで楽しい。けど悲しい。 バッハは真面目すぎ? どうしてだろう、 なんとなくわかるのだけど、まあ、いいや。 色づきはじめた仙川の紫陽花。
by fragie777
| 2021-05-19 19:44
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