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5月14日(金) 旧暦4月3日 楓の新緑。 この下にあるベンチでわたしはしばらく坐っていた。 あまりにも気持ちがいい。 仙川沿いにあるこの公園は人もすくなく、鳥たちがのびのびと暮らしている。 昨年ここでツミという鷹をみた。 あれから姿をみかけないのだが、きっとどこかに潜んでいるのだろうと思う。 この公園は仙川にそってあるので、翡翠の声などもきこえてくる。 ここは桂の木がたくさん植えてある。 こんなに一度に桂の木をみたことがないほど。 ヒヨドリの姿があった。 葉が覆ってくると鳥の姿もなかなかみつけにくい。 (あっ、ツミかも!)って思ってしばらくながめていたら、鴉だった。 思うに最近木の存在がじぶんのなかでどんどんおおきくなっていっている。 人間にあうことが減ったぶん、樹木や鳥が身近になったのかもしれない。 木といえば、「俳壇」で広渡敬雄さんが、「日本の樹木12選」というテーマで連載をされている。今日おくってもらった六月号がその連載の最終回になり、近いうちに一冊になると伺っている。俳人たちがさまざまな木を詠んでいる「樹木のアンソロジー」となる一冊だろう。実は、この六月号に不肖yamaokaの写真も掲載されている。「楓の花」の写真で名前も載っているのでちょっと恥ずかしい。「楓の花の写真ありますか?」って広渡さんに言われて、「ありますよ。どうぞ」ってデータを気軽にお送りしたのだが、名前まで出していただき恐縮しております。それはともかく、刊行予定のこの本は、樹木のことをたくさん知ることができ、俳人がその木をどんな風に詠んでいるかも知ることができる一冊であるはずだ。山男でもある広渡さんの著書であるので、わたしの好きな山の木々についてさらに知ることができるだろう。この本をとても楽しみにしている。 俳人の林誠司さんが、その「ブログ」で、渡辺誠一郎著『佐藤鬼房の百句』について触れていると教えてもらったのでさっそくアクセスしてみた。 こんな書きだしではじまる。 今日はうまい具合に仕事が一段落したので、風呂につかりながらじっくりと読んだ。 鬼房の俳句はいい。 ありふれた言い方だが、鬼房の句には「みちのく」の風土があり、「縄文」の匂いがある。 彼は岩手県釜石で生まれ、宮城県塩釜に生き、塩釜に死んだ。 「縄文」というキイワードで鬼房の俳句を読みとく。 面白いと思った。 きっと鬼房の俳句は、林誠司さんの俳人としての有り様に深く食い込み、大きく響き合うものがあるのだろう。 「縄文」から、わたしは『佐藤鬼房の百句』より次の一句を思ったのだった。 蝦蟇よわれ混沌として存へん 鬼房 以下余談。 チリコンカンを今夜は食べる予定である。 ご存じチリコンカンって。 大地の会からその元を買い、合い挽き肉とキドニービーンズを購入してつくったもの。 ナンと一緒に食するのが合うような気がする。 「チリコンカンを食べるんだ」って、仕事場でいうと、スタッフの緑さんが、 『チリコンカンってたしか刑事コロンボの好物だったですよね」って。 「へえーそうだっけ、全然覚えていないわ」。 さすが緑さんである。 「食べに行きたい」って、約一名が言っている。 仕方ないから、ご馳走してやるか。。。
by fragie777
| 2021-05-14 19:09
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