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4月30日(金) 牡丹華(ぼたんはなさく) 旧暦3月19日
雨にぬれた薔薇。 もう薔薇の季節ははじまっている。 薔薇は雨にぬれても美しい。 「ふらんす堂通信168号」が出来上がってきた。 今回は受賞特集と、書き下ろし特別寄稿がとても充実している。 「競詠七句」のあたらしいメンバーは、西村麒麟さんにかわって小澤實さん。 この「ふらんす堂通信168号」は、連休明け発送となりますので、「友の会」の皆さまのお手元にとどくのは、すこし先になります。 どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。 昨年よりふらんす堂はリモート体制で仕事をつづけており、スタッフの4人が仕事場にそろうということがなくなってしまったが、今日はみじかい時間であったが、4人が顔をそろえた。 「四人そろったのは久しぶりね! じゃあyamaokaがアイスクリームをおごっちゃいましょう!」ということでスタッフのPさんが買い物ついでに、ちかくの「島忠」の二階にあるサーティワンまで走った。 「ベリーベリーストロベリーがおすすめです」とPさん。 チーズ好きな緑さんと文己さんは速攻それに決めた。 わたしはひさしぶりのサーティワンアイスにちょっと興奮して迷っていると、 「サーティワンに行ったら電話しますので、決めておいてください」ということ。 わたしはネットで調べて、(ああ、これにしよう)ってひとつ決める。 Pさんより電話。 「スーパーチョコミントをお願い、チョコミントじゃなくて、スーパーがつく方よ」 と、あたらしいフレーバーに挑戦。 結局Pさんもスーパーチョコミントにしたのであるが、 Pさんの感想。「普通のチョコミントの方がうまい」ですって。 緑さんと文己さんは、Pさんおすすめのベリーベリーストロベリーに「味が濃くて最高」って満足した様子であった。 俳誌「磁石」(依田善朗主宰)3号がとどく。 そこに第44回俳人協会新人賞を受賞した篠崎央子句集『火の貌』が特集されている。 広渡敬雄さんと津川絵理子さんが、評をよせている。 すこし抜粋して紹介したい。 広渡敬雄さんは「風土に根差しおおらかに『いのち』を詠む」というタイトル。 火の貌のにはとりの鳴く淑気かな 開墾の民の血を引く鶏頭花 血の足らぬ日なり椿を見にゆかむ 寒牡丹鬼となるまで生き抜かむ 句集名の句。著者の家では放飼いの鶏がいたのだろう。鶏冠のみならず顔まで真赤な若冲の画の様な鶏。卵を育て、時に縊られ宴や講に供されるが、元日未明の一番鶏の高鳴きは、淑気そのものである。 加えて鶏頭花、椿、寒牡丹も眩しいばかりの赤。元来赤を好む女性は、エネルギッシュで積極的で気が強く、関心のあることには臆することなく敢然と立ち向かうと言われる。殊に句集掉尾の句、鬼となるまでの形相は、あとがきにもある様に師秞子の燃え上がる俳句精神でもあり、開墾の民として受け継がれて来た不屈の粘り強い精神の吐露でもあろう。 津川絵理子さんは、「火の人」というタイトルだ。 『火の貌』は、央子さんによる、央子さんの人生との格闘の記録でもある。掉尾に〈寒牡丹鬼となるまで生き抜かむ〉を置いたのは、偶然ではない。人生の宣言であり、強い印象を残す句だ。〈身の洞へ牡蠣を滑らせ明日は鬱〉と、ときに不安に襲われながらも、〈去年今年心臓といふ泉蟻〉〈ステーキを端より攻めて梅雨に入る〉〈黒葡萄ぶつかりながら生きてをり〉〈血の通ふまで烏瓜持ち歩く〉などの句によって、力強い生き方が伝わってくる。題名となった〈火の貌のにはとりの鳴く淑気かな〉は、「火の貌」の表現が秀逸だ。そしてその貌は、自らを燃やして生まれ変わる不死鳥をも想起させる。この句は央子さんの自画像かも知れないと思えてっくる。央子さんの人生と、俳句への炎のような熱い思いがはっりと浮かび上がる。 「ふらんす堂通信168号」では俳人協会賞の受賞特集も組んでいるが、そこに寄せた篠崎央子さんの文章がふらんす堂スタッフの間では話題となったのだった。タイトルは「土葬の村と土竜打ち」。なかなか凄い話である。 明日も出社となる予定なので、今日はこれで帰ろうっと。 この連休に、藤原龍一郎著「赤尾兜子の百句」を校了にする予定である。
by fragie777
| 2021-04-30 18:48
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