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4月22日(木) 旧暦3月11日
雨に濡れた姫卯木の花。 いわゆる卯の花である。 夏の花だ。 うれしいお知らせがひとつ。 第55回蛇笏賞に大石悦子句集『百囀』が決定。 第13回小野市詩歌文学賞とのダブル受賞となった。 第55回蛇笏賞受賞 第13回小野市詩歌文学賞受賞 大石悦子氏よりさきほどお電話をいただいた。 「おめでとうございます」って申し上げると、「ありがとうございます。でも、わたし、どうしていいのかわからないので、そのへんを拭いたしてますのよ」とおっしゃるので思わず笑ってしまう。オロオロしている大石さんの姿を想像するとちょっぴり楽しい。可愛らしいお方である。 目下『俳句日記」にご尽力いただいているが、「だんだん面白くなってきました」ということ。 それはとてもうれしいことである。 たとえば、今日の句 春興や小鍋に湯葉を汲むことも のこの「春興」という季語、なかなかお目にかからない季語である。いくつかの歳時記をみて見当たらず、講談社版「日本大歳時記」と角川版「俳句大歳時記」の生活の主季語として見出した。「春の季節を楽しむこと、春の遊びの面白さなどを言う。春の楽しさ全体に使われる」と。ちょっとなじみのない季語である。 こんな風にあまり知られていない季語を、大石悦子さんは果敢に詠まれる。ふらんす堂より『季語別大石悦子句集』を上梓されているが、そこに収録されている季語の数の多彩さはハンパじゃない。人が詠まないような季語を詠んだ句がたくさん収録されている。 したたかな挑戦心があるなかなかロックな俳人であると思う。 大石悦子さま、小野市詩歌文学賞につづいてのご受賞 おめでとうございます。 こころよりお祝いを申し上げます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() そうそう、先日の得体のしれない(?)植物、 わかりました! 今日、太田土男氏より、 あの鉢植えの写真、この間から気になっていました。分かりましたか? 花を終わったヒトリシズカではないでしょうか、葉が4枚出ているところなどそんな気がします。 というメールをいただいた。 (うむ、ヒトリシズカ、、、、ヒトリシズカ)って頭の中で反芻していて、 ああ!! って思いだしたのだった。 そう、 少し前のこと、俳人の金田志津枝さんが近くにいらしたからと言って、持ってきてくださったのだった。 「これ、ヒトリシズカよ」って。 「ああ、ありがとうございます」といただいて、わたしはすっかり忘れていたのである。 パートのTさんやIさんが水をやっていてくれて、いったいこれは何だろうっていうことになったのだった。 もういやだ、わたしが覚えていなくてはいけないのに。。。 ということで、 一人静です。 白い花がさきます。 逢ひがたく逢ひ得し一人静かな 後藤 夜半 花了へてひとしほ一人静かな 後藤比奈夫
by fragie777
| 2021-04-22 18:30
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