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4月6日(火) 旧暦2月26日
国立・矢川に咲いていた白い桜。 大島桜だろうか。 緑の葉がすこし見えて、白との美しいコントラストである。 染井吉野よりすこし遅れて咲く。 桜の季節も過ぎ去ろうとしている。 もう4月である。 なんということ!! わたしは丹田にぐっと力を入れた。。。。 「ふらんす堂通信168号」の編集期間只中にいる。 わたしは目先の仕事に追われて、なかなかまだ向き会えずにいる。 が、 まもなく、わたしの机の上にドサリとゲラが置かれることになるだろう。 今日は助っ人愛さんが来て、校正の仕事をして帰ったのだった。 「ふらんす堂通信168号」はますます充実してきている。(と思う) 三者競詠は、深見けん二氏、池田澄子氏、にあらたに新しい方が加わった。 西村麒麟さんにつづいて、若手俳人の方をという当初の予定をすこし変更して、俳人としてまさに円熟期にある方にお願いすることにした。 いまはまだ内緒。 刊行されるまでのお楽しみに。 特集はいくつかある。 まず受賞特集である。 第60回俳人協会賞受賞 野中亮介句集『つむぎうた』 第44回俳人協会新人賞受賞 篠崎央子句集『火の貌』 第6回千葉県俳句大賞受賞 高橋道子句集『こなひだ』 第70回滋賀県文学祭 俳句の部・文芸出版賞受賞 井上文彦句集『往診の午後』 そして、もう一つの特集は、 「『令和俳句叢書・南うみを句集凡海』を読む」と題して、村上鞆彦さんによる特別寄稿と30句抄出。 そのほか今回は、 『斎藤夏風全句集』刊行記念としての作家論を藺草慶子さん、『鍵和田秞子全句集』刊行記念としての作家論を角谷昌子さん、に書き下ろしていただいた。 どれも力のこもったいい評である。 今回の「こわい詩」は詩人にお願いしている。 現代詩を代表する詩人である。 ほかに岸本尚毅さん、髙柳克弘さん、小野あらたさんによる充実の連載。 楽しみにしていただきたいです。 ![]() 送っていただいている「俳句文学館」報によって、俳人の青柳志解樹氏が亡くなられたことを知った。 出版社勤務時代にずいぶんとお世話になった方だ。 郷里の秩父のわたしの実家などにも遊びいらしてくださったことがある。 中村姫路さんが記事を書かれている。「2月14日に老衰のため逝去された。享年92」とある。 「植物に造詣が深く植物研究家としても活動した。己の生き方を自然から学び、『自然即自然(じねん)』の人生を全うした。(略)終焉の地『潺潺亭』には句碑の一つ〈桐の花咲けば遠くのもの見ゆる〉がある。」と。 ふらんす堂からは、『季語別青柳志解樹句集』を刊行。 春の句から幾つか紹介したい。 地下足袋を履く春の土打擲し 野に向ふ子の手より凧遁げたがる 杉山を出てゆく蝶や白一筋 またひとつ椿が落ちる埴輪の目 傘さして若き桜の下を行く 心よりご冥福をお祈り申し上げます。
by fragie777
| 2021-04-06 18:47
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