ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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そこに目を向けなければ賞の本質的は意義は呆気なく失われてしまう……

3月29日(月)   旧暦2月16日


夏を感じさせるような春の一日がはじまった。

わたしは日傘をさして歩いて出社。

わが家の狭庭の木々も芽吹きがはじまっている。



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令法(りょうぶ)の芽吹き。


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えごの芽吹き。


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アオダモの木は花の蕾がすでについている。

(ちょっとみにくいかな)


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これからけぶるような花を咲かせる。




そして、雀たちのにぎやかな空。



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しばらく歩いていくと、海棠の花を咲かせている家がある。


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写真を撮っていたらこの家の主がひょっと顔をだした。
「すみません、写真を撮らせてください」
「ああ、どうぞ。きれいですよね」と言って、すぐに姿を消した。

薔薇科だけあって華やかである。



 海棠のよき窓あけて人住めり     及川 貞






新聞の記事を紹介したい。

昨日の朝日新聞の朝刊の「俳句時評」に角谷昌子さんが、『森田峠全句集』を紹介しておられる。
抜粋して紹介したい。タイトルは「かつらぎ」の歳月。


(略)『森田峠全句集』(森田純一郎編・ふらんす堂)が出版された。峠の俳号は高浜虚子による。虚子は青畝に写生の錬磨を勧めた。峠は二十代で青畝が創刊した「かつらぎ」に入会。六十五歳で次の主宰となった。峠の作風は師の写生を継いで実直で、温かい人柄がにじむ。
 教へ子に逢へば春著の匂ふなり
 鳥渡る島長ければ島に沿ひ
 地震(ない)崩れしたりし屋根に寒雀
 客のみな屈む夜店のひよこ売
峠は高校の国語教師だった。道で出会った教え子の春著の匂いが初々しい。次は渡り鳥の飛行を俯瞰的に描いて空間の広がりがある。三句目は阪神淡路大震災で被災した時の作。壊れた屋根に飛来した寒雀は災禍の中の希望の象徴となる。四句目は生前最後の句集『甲山』所収。ひよこが押し合って鳴いている夜店の様子だ。誰もが小さな命に優しい目を注ぐ。句集のあとがきに師への感謝を記す。上梓二年後に八十八歳で永眠した。
 着ぶくれてやはり机の前がよき
歳晩年のこの句の飄々とした味わいは師譲りだ。「かつらぎ」は子息の純一郎が三代目主宰となり、今年で創刊九十二年を迎える。写生の精神は長い歳月にわたり引き継がれてゆく。




おなじく朝日新聞「風信」では、東直子・穂村弘共著『短歌遠足帖』が紹介されている。
ゲストに岡井隆、朝吹真理子、藤田貴大、萩尾望都、川島明を招き、著者2人と吟行した様子を写真を交えて収録。






俳人の西村麒麟さんが、ご自身のブログで、『森田峠全句集』について紹介しておられる。

→「きりんの部屋」

数年前に岸本尚毅さんに「気になっている俳人はだれか」と伺ったところ、まっさきに出たの名前が「森田峠」であったというエピソードを披露している。『全句集』には、岸本尚毅さんも栞の文章を寄せている。
麒麟さん、「装丁のきりんもかわいい」ということ、そう、きりんつながりですもんね。








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中原道夫氏が主宰する俳誌「銀化」四月号に、安里琉太さんが執筆しておられる。
「The 時評」というコーナーだ。
タイトルは「第十一回田中裕明賞① ―技術的な達成度以上の評価―」と、題して「数回に分け、裕明賞の選考において交わされた批評を検討する」とある。
冊子「第十一回田中裕明賞」に収録された選考委員の言葉を引用しながらの検討である。注意を喚起したいところには、傍線を付されて4人の選者(佐藤郁良・関悦史・髙田正子・髙柳克弘)の選考過程の「特に象徴的に思われた一場面を引用したい」と記し、受賞が『水界園丁』に決まってゆくくだりを引用している。とくに髙柳さんと髙田さんの発言を引用し傍線をふしながら、次のように記す。

これまでにない俳句の書き方という点を評価の軸に据えた髙柳。裕明賞ということに些かの迷いを抱きつつも、完成度の観点から推した一位だったが、そこから跳躍的に『水界園丁』を評価した高田。技術的な達成度以上の評価を得て『水界園丁』の受賞となった。


本稿は連載であるので、さらに次回へと続くことになる。
わたしはちょっとドキドキしながら、本稿を拝読した。
これはもう、「銀化」を読んで貰うのがいちばんである。
安里さんが、冊子「田中裕明賞」の刊行について、「誰が受賞したかということよりも、どのような批評が交わされたのかということが大切なのは言うまでもなく、そこに目を向けなければ賞の本質的は意義は呆気なく失われてしまう」と書かれているのは、嬉しいことである。まさに、冊子を刊行する意味はそこにあるとわたしは思っているし、批評されることの大切さを第一義にして、「田中裕明賞」を若い人のための賞として創設したのだった。
この連載を見落とさないようにしなければ、、、。


安里琉太さんは、「第十二回田中裕明賞」に、句集『式日』(第44回俳人協会新人賞受賞)をもって、応募してくださっている。
先日、ふらんす堂に冊子「第十一回田中裕明賞」を買いにご来社くださったが、いまは、もうすでに沖縄に帰られたようである。
これからは郷里の沖縄にしっかりと足をつけて、仕事にそして俳句創作にいそしんでいかれるのだろう。





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今朝もリモートによるミーティンの時に邪魔をしに来た日向子。





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by fragie777 | 2021-03-29 18:37 | Comments(0)


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