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3月24日(水) 旧暦2月12日
今日は仙川沿いを自転車に乗って出社。 芽吹きはじめた木にやってきたヒヨドリ。 仙川は桜が咲き始めた。 まだ、五分咲きといったといころだろうか、今週末には満開となるだろう。 菜の花と桜の競演だ。 一眼レフをもった沢山の人が、おなじ方向にみなカメラを向けている。 翡翠がいるらしい。 わたしは時間がないのでとどまらず、仕事場をめざしていくと私の横を翡翠が抜き去った。 バンがまだいる。 手前に鯉。 この大きさを見て欲しい。 仙川にはこのように大きな真鯉がたくさんいる。そして緋鯉も。 寝癖(?)の川鵜がいた。 仙川にいる三羽の川鵜の一羽である。 この寝癖頭がなんとも可愛いのだ。 昨日お知らせした、JーWAVEの番組を仕事をしながら聴く。 「ゲストとたのしくおしゃべりをしながらだったけれど、どこかで短歌をつくらなくてはっていう思いがいつもあった」という穂村さんのことば。穂村さんはメモをとり、東直子さんは、写真を撮る。そして短歌をつくる。この「遠足」には、カメラマンが同行したのであるが、自分たちがこだわった場所や情景をカメラマンがちゃんと写真にしている、と語っていた。これは担当のPさんに聞くと、Pさんがここを撮ってあそこを撮って、と指示をしていたこともあったらしいが、「でも、わたしはほとんどブラブラしてたの」と暢気な話である。 ゲストについては、お二人がお会いしたいという人を選んで、その人にお願いしたのである。が、このゲストの多彩さも魅力だった。漫才コンビ「麒麟」の川島明さんが、とてもいい感じの方で半ズボンをはいて颯爽と登場したことなど、しかも競馬場というのも面白い。「川島さんは馬を敬愛していて、決して馬肉は食べないそうですよ」とは、ラジオを聞きながらのPさんの弁。ゲストのそれぞれの短歌については、同じ場所に立ち同じ状況のなかで、どこをどう切り取って短歌にするか、その切り取り方の違いを知ることで、その人となりもわかると東さんがお話していた。「その人の内面の音楽がわかる」(この表現ステキ)と東さん。 ゲスト萩尾望都さんのところで、ひとつだけ訂正させてもらうとしたら、「編集担当の方が萩尾望都さんに猫をもらったことによるご縁をとおして、萩さんという雲の上の人をゲストに招くことができた」という風に紹介されたのだが、猫つながりであるのは間違いないのだけれど、実は萩尾望都さんのところにいる(あるいはいた)猫と我が家にいた猫は、大島弓子さんから貰ったもので、萩尾望都さんとこにいた猫とわが家にいた猫は兄弟姉妹だったというつながり。すこし余計なことながら。。。 『短歌遠足帖』を買った友人・知人から「面白かった」という反響がこちらにも届いているが、面白いだけでなく、詩歌の表現とはなにか、ということに鋭く触れてくる一冊であることは間違いない。 以下は余談。 昨日の大辻隆弘さんによる「短歌日記」「聖書にあらねど寝落ちせむまでを読む「ジャン・クリストフ」の数頁」の歌に、ロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」が登場したことに驚いた。わたしは高校生のときに夢中になった小説だ。ロマン・ロランという作家に夢中になり、その語録をあつめたり、もうひとつの大河小説『魅せられたる魂』も読んだ。こちらの主人公は、アンネットという女性だ。ジャン・クリストフもアンネットも、肉体をもった人間と言うよりも、ロマン・ロランの思想をかたる人間をかたちどったもの、という思いにやがてとらえられるようになり、次第に興味がうすれていったのだった。あまりセクシャリティを感じさせない、というかそういうことが問題にならない登場人物だったように思う。でも、「ジャン・クリストフ」という文字をみると胸をしめつけられるような思いがするのはどうしてだろう。多感なころに夢中になった小説だからだろうか。。。そして、大辻さんが読まれているということに、ああ、ジャン・クリストフ、健在、って嬉しくなったのだった。
by fragie777
| 2021-03-24 19:06
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