|
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
3月19日(金) 旧暦2月8日
春の波。 久しぶりに歩いて出社。 雪柳を見、 連翹をあおぎ、 菜の花にふれる。 桜も咲きはじめた。 雀たち。 鶺鴒。 いつもは翡翠がいるところだ。(今日は姿がみえない) オオバン。 ヒドリガモ。 (オナガガモはすべて帰ってしまったが、ほかの鴨たちはまだいるようだ) 彼らが帰ってしまうのはさびしいが、いつまでもいるとそれも心配になる。。(大きなお世話だね、きっと。) いい汗をかいて仕事場に到着。 野中亮介句集『つむぎうた』の再版が出来上がってくる。 第40回俳人協会賞受賞。 たくさんのすぐれた候補句集のなかで、選考委員の方々の高い評価をえて受賞した句集。 平成9年(1997)に第1句集『風の木』を上梓されてより23年ぶりの第2句集である。 山出づる真水のこゑや初硯 獅子舞の歯の根合はざる山の冷 しろたへの余呉しろがねの初諸子 涅槃絵図掲げ真鯉の浮かぶ山 ぜんまいの月の中まで伸びあがる 乾かしてまた雨を行く遍路笠 幾重にも水音ときとして郭公 遥かより帰るところの涼しくて 草笛のさらに上手のゐたりけり 空海の筆勢夏に入りにけり 盆提灯たためば熱き息をせり 葛晒す上澄みの月捨てながら からすみを炙り唐津の風の松 純白の湯気立てて人愛すなり 綿虫や遠弟子として生きて来し ――(自選15句より) 俳人の西村麒麟さんが、「今日は八田木枯さんの忌日です」とメールで教えてくださった。 2012年3月19日に亡くなられたので今年で9年になる。 『八田木枯全句集』より、春の句をいくつか紹介したい。 草餅やひとさしゆびはそびえけり 少女らやわれは少年白こぶし さんぐわつの午後の紅茶の匙落とす 蝶を飼ふ人差指はつかはずに 白髪の春を途中と思ひけり ひらかなのごとくに濡れて春の水 てのひらに春のゆふべをしたたらす 好きな句を数句ひいたが、ひらがなの遣い方が巧みであるといまさらながら思った。 西村麒麟さんは、八田木枯がお好きであるようだ。 今日は忌日なので『八田木枯全句集』を読み返されたということである。 かつて、ブログに「八田木枯200選」を紹介されたこともある。 興味のある方は、是非にアクセスを。 「僕は『鏡騒』が一番好きです」ということです。 春の波
by fragie777
| 2021-03-19 18:39
|
Comments(0)
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||