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2月25日(木) 北野梅花祭 旧暦1月14日
仙川の鶺鴒(せきれい)。 ここには沢山の鶺鴒や黄鶺鴒がいる。 チチチッって鳴いて飛んでくる。 その様は翡翠とよく似ている。 まず鳴き声、そして鳥の姿。 わたしは鳴き声で翡翠か鶺鴒か聞き分けられるようになった。エヘン。 翡翠のほうがやや水を含んだような鳴き声かな。。。。 星野立子賞が決定した。 藤本美和子句集『冬泉』(角川文化振興財団刊)。 星野立子新人賞は、 男性部門が、吉田哲二さん、女性部門が篠崎央子さん。こちらは応募作品に与えられる賞である。 ご受賞のみなさま、 おめでとうございます。 こころよりお祝いをもうしあげます。 藤本美和子さんとはご縁がふかい。さっそくお祝いのお電話をさしあげた。 わたしも句集をいただいており、とても良い句集であると思っていたので嬉しかった。 「綾部先生が生きてらしたら、喜んだでしょうねえ」と申し上げると、 「ええ、でもね、先生きっといまもわたしのこと見て下さっているのよ、だからこの賞のことも知っていると思うってわたし思ってるの」って藤本美和子さん。 ああ、そうかもしれない。 その生前の師と弟子の絆の深さと信頼関係をわたしは十分に見てきたひとりだ。 そのときわたしの目の前に綾部先生の晴れやかな笑顔が大きく浮かんだのだった。 篠崎央子さんは、句集『火の貌』で今年度の俳人協会新人賞を受賞されている。 二重の喜びとなった。 篠崎さんは師・鍵和田秞子を失ったばかりである。 弟子はまっさきに師に受賞の報告をしたいだろう。 鍵和田先生喜ばれただろうなあ…… すこし無念な思いがよぎったのだった。 本号には、堀田季何さんが大石悦子句集『百囀』評を、柘植史子さんが『鍵和田秞子全句集』評を寄せている。 「鬣TATEGAMI」78号 うれしいお知らを知った。 大久保桂著『鷹女ありて その「冒険的なる」頃』が、第19回鬣TATEGAMI俳句賞」を受賞した。 選評を抜粋したい。 水野真由美は、(略)まぎれもなく「手を尽くした」労作だ。と評した。俳人や評論家の立場からではなく、また評伝、作家論としてでもなく為された仕事である。俳句にとって意外な方面から現れたと見える書き手であり、書き方といえる。だが、そこから生まれた基本的な資料に丹念にあたる作業が、先行する仕事を乗り越え、その不備を明らかにしたのである。 さきほど大久保桂さんとはお電話で喜びをわかちあった。 この受賞はもうひとかたおられる。 森田廣著『出雲、うちなるトポスⅡ』(霧工房刊) ご受賞された大久保桂さま、森田廣さま、おめでとうございます。 心よりお祝いをもうしあげます。 また本誌「鬣」には、ふらんす堂刊行の書籍について書評をいただいている。 ここでは、紹介にとどめる。 原百合子句集『烏瓜』 中川伸一郎さん評 〈唐辛子真つ赤昭和の火の記憶〉日々の暮らしの積み重ねの中で、自身の思いをじっくりため込んで熟成させてきた。年齢を重ね、自分自身を解放していく。言葉は平明かつ明瞭、表現の自在さは増している。 田彰子句集『田さん』 佐藤清美さん評 〈新年へこぎ出している三輪車〉彰子の俳句はおおどかで、なんだか不思議で心地よい。堂々と新年に三輪車をこぎ出していく幼児。地球を腰にぶら下げる初夢の、なんと大きな夢であること。 甲斐のぞみ句集『絵本の山』 林桂さん評 〈泣きさうになりながらむく林檎かな〉若い感性のたっぷり染み込んだ抒情正豊かな言葉で書かれているのは気持ちよい。(略)一途で外連味のない生き方が、作品の晴朗性になって現れているだろうか。 大池美木句集『きっと瑠璃色』 水野真由美さん評 〈はつ夏に椅子を置くだけで孤独〉大池の作品の健やかさを支えるのは世界を崩さない距離感を成立させるために具体的なモノ・コトを見出す視力なのである。 (略)本文では一句ごとに収録句集名を記し、それがない場合は未収録であることを示し、巻末の「『鶏頭陣』鷹女の句索引」は初出から句集に至る句の異同を示し作品を考える資料としている。まぎれもなく「手を尽くした」労作だ。 それぞれの評は、紙面一頁をつかって丹念に評されているのだが、ほんの数行の抜粋で紹介したことをお許しいただきたい。 昨夜、浴室の電気が切れてしまった。 急なこと、しかも我が家の浴室の電気は業者に頼まないと取り替えられないというヘンなもの。特別高級であったり凝ったものであったりということではない。大きめな丸形の蓋を回して取るというまことに単純なものなのであるが、この回すというところが尋常の人間の力では動かないのである。で、いつも家を建ててくれた工務店のスタッフさんにお願いしているのである。 あーあ、切れちゃった。 どうしようか。。とちょっと慌てたが、電気がなくてもいいんじゃない、たまには、ということで、わたしは蝋燭の火でお風呂にはいることにした。 こんな感じ。 なかなかいいでしょ。 音楽を聴いてもいいし、なにもしないで火をみるだけでもいいし、 炎を見つめるなんて、あんまりないでしょ。 で、わたしは湯船につかりながら、炎をずっと見つめていた…… んじゃなくて、炎を見つめたのはほんの数分のこと、 iPhoneで、映画をみていたのだった。 灯りがなくても全然平気、かえって落ち着くのね、 たまには、電気にたよらずにこうやって蝋燭灯りで、入浴タイムを楽しむって言うのも一興である。 今日はすでに付け替えてもらったけれど、どうしようかなあ、今日も蝋燭で映画を観ようかなあ。。。。 なかなかいいのよねえ、あのやわらかな光が。。。。 迷っている。
by fragie777
| 2021-02-25 18:30
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