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2月20日(土) 旧暦1月9日
春らしい一日。 国立・谷保天神の梅はかならず見ることにしている。 友人たちと待ち合わせ。 今日の空の青さは梅の花のためにあるよう。 たくさんの人出である。 梅林を額明るく過ぎゆけり 桂 信子 「緑色の梅が咲いているよ」って教えてもらった。 ほんわかと緑色である。 正式な名前を教えてもらったのだけど、忘れた。 いつものように古民家でひと休み。 古民家には古雛が飾られていた。 古雛を見ながら、わたしんとこのお雛さま、今年はどうしようかなあって思う。 白梅や蕊の黄解けて真盛り 鈴木花蓑 春の鳶だ。 ピーヒョロロって鳴いていた。 古民家で皆とわかれてわたしはひとりで早春の雑木林をうろうろすることにした。 このまま帰ってしまいたくなかった。 とってもあったかい。 マンサクが咲いていた。 今年も見ることができた。 ずっとずっと見てきた風景だ。 帰りは鶫に出会う。 すっかり鶫と親しくなった。 畑地をつぶやくように鳴きながら飛び歩いては餌をさがしている。 しばらく一緒に歩いていく。 俳人の石田郷子さんに、 「今年は鶫によく出会うのね。。」と話したところ、 「もうすぐ帰っちゃうよね」と言ってちょっと遠い目をした。 石田郷子さんのそういうふっとした表情が、ああこの人は人間よりも野生のものに近いところにいるっんじゃないかって、わたしにおもわせるところだ。本人はなんのはからいもないのだけれど。 そうか、鶫も3月ごろにシベリアの方へ帰ってしまうのだ。 今度来た時に会えるだろうか。。。 今日は久しぶりに友人たちにあったのだが、 男友達のひとりに「可愛い眼鏡をしているね」って会ったとたん言われた。 まあ、眼鏡が褒められたのだけど、良しとしよう。 古民家の縁側でまったりとしていたら、別の男子に、 わたしの履いている赤い靴を指さしながら、 「これ、いいね!」って、わたし自身ではなく、やはりわたしのグッズである靴を褒められた。 「ああ、ありがとう!」 「なんだかどこまでも歩いていけそうな靴だね!」 「うん、そうね」素敵な褒めことばにちょっと嬉しくなった。だから、 「ホント、どこまでも歩いていけそう。」ってわたし。 で、 「あなたのところへも歩いていけるわよ」 なあーんてね。。。 嘘です。 こういうセリフは言いません。 こんなセリフを吐けたら、わたしの人生ももっと華やかであったことかもしれない。 が、はなっから恋愛体質ではないので思いもつかないし、 まあギャグで言ったりはするかもしれないけれど。。。 あはっ。 褒められた赤い靴。 どこまでも歩いていける靴みたいでしょ。 気にいってんだ。 たまに友人たちと会うっていうのも、いいもんである。。。 靴と眼鏡、褒めてもらえるしさ。。。 海猫鳴くや会ひて淋しくあたたかく 岡本 眸
by fragie777
| 2021-02-20 18:47
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