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2月18日(木) 雨水 旧七草 旧暦1月6日
鴉ってやっぱり頭よさそうだ。 向こう側の鴉なんて、よしだくんって呼んだら返事しそう。 (なぜ、よしだくんなのかわからない、とっさにうかんだ) わたしの行く手にいて逃げようともしない。 おそるおそる前をとおる。 品定めをされている気分。 雨水かな空うごかして鴉とぶ 八田木枯 ひさしぶりに書店に入った。 仙川には駅の二階に啓文堂という本屋さんが入っていてそれなにり品揃えをしている。 この一年は一,二回ほどしか足を踏み入れていない。 今日は、いますすめているエッセイ集の判型を参考にしたく行ってみた。 コロナ状況下で本を読む人がふえていると聞いていたが、本の品揃えが充実しているのには驚いた。 かなりマニアックな本まで取りそろえてあって、つい足がとまる。 結局四冊も本を購入してしまった。 むかしは毎日のように本屋に来ていたのに、買っても買わなくてもそこで時間を過ごすことが刺激的だった。 とんと足が遠のいてしまった。 映像を見るだけでなく活字を読むことをしないと脳の筋肉(あるか?)が衰えるって、ふっと思った。 いやもう、ベロベロの筋肉(?!)だろうな。 本屋にいく楽しみのひとつは、ネット購入ではけっして味わえない、様々な意匠にふれることできるということだ。 どんな用紙を用いてどんな印刷技術を駆使してどんな造本をしているか、こちらの思いをみごとに裏切ってくれるような一冊に出合うと、ヤラレタと思う。 やはり紙の本はかけがえのないものである。 購入した四冊のうち一冊は、はじめて知る版元のものだ。 一冊だけ棚に飾られていたものを手にした。 シュルレアリスム系の本であり、図版を豊富に使用し、なによりもレイアウトに凝っている。 本文用紙も通常の本文用紙をつかっておらず、グレーのラシャ紙をつかい、そこにさまざまなレイアウトの文章が案配され、ある時は白黒反転で文字が刷られている。つまりバックが黒、文字が白。ときには文章は斜めにおかれ、極めてみじかかったり、かなり全体が奔放であるが、十分に計算されつくして統一がとれている。この本作りにかけた膨大なエネルギーをおもった.魂を入れ込まないとこういう本はつくれない。 この版元をネットで調べてみた。 1967年創立とあるから、50年以上の歴史のある版元である。 へえー、そうなんだ。知らなかったわたしが無知なだけかもしれない。 どんな本を買ったかはあまり言いたくないので、内緒にしなくてはいけない本ではないけれど、 ちょっとだけ。 白く本文がみえるけれど、グレーである。 そしていま奥付をみて驚いた。2015年に刊行された初版である。 こういう面白い本が、新刊書のように棚にかざられて売られている。 そう思うと、このコロナ状況下、 書店に行ってみると思いもかけない一冊に出合うかもしれない。 みんな、地元の書店に行こう。 そんなこと、はなっから分かっているって。 yamaokaが知らないだけって。 そ、そう、よね。 なんせこの一年ほとんど書店に行かなかったのよ。 失礼をいたしました。。。。。 鴉にも笑われそう。。。
by fragie777
| 2021-02-18 18:34
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