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2月16日(火) 旧暦1月5日
駐車場で見上げた今日の空。 どうしても行かなくてはならないところがあって、世田谷線に乗った。 世田谷の住宅地をトコトコと走る世田谷線はすきだけれど、、、、 今日は、 ひどく混んでいた。 どうやらほかの線で事故があったらしく振替輸送が行われていたことによるらしい。 これほど混む電車にのったのはコロナ状況下ではじめてである。 かなり緊張した。 わたしの緊張とはウラハラにひどく派手で明るい世田谷線。 キャンペーン期間で去年の9月から一年間この装い(?)で走るらしい。 どこによるなんのキャンペーンかははげしく省略して、ともかくもモザイク模様が売り(?)であるらしい。 わたしは電車の車両の色とか模様とかは比較的敏感な方なのですぐカメラに撮ったりして楽しむ。 じつはここだけの話だけれど、この「SDGs TRAIN」の理念なるものについてホームページを覗いたりしたのだが、いまひとつ分からなかった。これはヒトエにわたしの理解力不足によるものだと思うけど。 でも、この色合いはきらいじゃない。屋根のむらさきがとても美しい。 旧暦2月16日は、西行の忌日である。 目下すすめている渡辺誠一郎著「佐藤鬼房の百句」には、西行の歌が二度ほど鬼房の句の鑑賞において引用されている。 願はくば花の下にて春死なんそのきさらぎの望月の頃 西行の有名な歌であるが、この歌に応答するかのように鬼房は、 只者で死にたい橅の芽吹き頃 と詠んだ。渡辺誠一郎さんは、 西行は桜とともに成仏を願う。桜は仏に祀るものである。対して鬼房は、〈只者で死にたい」と。(略)素の己の姿そのままmに、〈只者で死にたい〉とは鬼房らしい境地。橅の木は東日本の植生の象徴で、深く豊かな森をつくる。縄文文化の豊かさを支えた植生である。鬼房はまさに、只者としてみちのくに生まれ、只者として橅の芽吹くみちのくの春に死を願ったのだ。 と鑑賞する。 鬼房のこの一句、東北人らしい無骨さがあってわたしは好きだ。 山毛欅を見上げるたびに思いだすことになるだろう。 本著は目下再校ゲラの段階、刊行まであと少しである。 佐藤鬼房の俳句へのよき入門書であり、さらなる鬼房理解をふかめるものとなると思う。 橅の芽吹きはすでにはじまっている。 これは昨年の12月の見上げた神代植物園の橅の木。 会いに行きたいが、目下植物園は緊急事態宣言によって休園状態。 この木の下にたって、芽吹きの様を見届けたいと心から願っている。 塩竃市にお住まいの渡辺誠一郎さんに、地震のことをメールでお尋ねしたところこ 大丈夫です。 家がバリバリ音を立てるような激震でした。 先の大震災よりもゆれば短く一分ぐらいでした。 でも書架から落下した本の数は4倍ぐらいでした。 朝から町内会の点検でした。防災担当なのです。 というお返事だった。 「家がバリバリ音を立てる」なんて、さぞ怖かったのではないか。 わたしなんて心臓がもたないな。(ホントよ) あの夜、わたしは家を飛び出して、お隣の雑木林に逃げ込む体制だった。 (人さまの造園の林なので、その前でウロウロしていた) 新型コロナウイルスに対しては、気をつけましょうって言えるけれど、地震についてはこれはもう気をつけるっていったて、地震につよい大型マスクがあるわけじゃないし、いったいどう気をつければいいの。。。。気合いで地面を押さえるか。。。。。
by fragie777
| 2021-02-16 18:52
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