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2月13日(土) 魚上氷(ううこおりをいずる) 旧暦1月2日
デジカメを買いに吉祥寺のヨドバシカメラまで車で行く。 新しいカメラを買うと思うとすごくうれしい。 吉祥寺は相変わらずの人出。 若者を中心ににぎわっている。 美味しいラーメン屋さんがあるということろに来てみたのだが、すでに店はあとかたもなかった。 街中の一角で咲く紅梅。 カメラは一眼レフに憧れたが、値段が高いのと使いこなせないだろうということと、あくまで仕事のためのものと考えるといままでの延長線上のものにした。 わたしはキャノンのデジカメをこれまで愛用してきたのだが、今回もそれ。 購入してから、アマゾンでそのカメラを調べたところ評価が高いので少し安心。 カメラを失って寂しかったわたしの心がいまは喜んでいる。 明日は天気がよかったから仙川沿いをあるいてみよう、ああ、それともふたたび自転車に乗って井の頭公園まで行ってみようかしら。 ちょっとウキウキしている。 今日は、髙橋順子詩集『川から来た人』より。 光る川 ある日ぼくらのあいだに 光る川が流れた 十七歳だった 川が流れたので 見つめあわないわけにはいかなかった 水が乱反射し きみの顔はゆがんだり影になったり 白く感光したりした 川があいだに流れていたので 触れ合うことができなかった だからきみにほんとうに鼻があるのか ことばはどこから発せられるのか どんなひたいをしているのか それよりもなによりも きみがほんとうにこの世にいるのか さえもつかめなかった ぼくらは世界の涯から 手紙を書き合った まだ返事が来ない 待ってます そればかり書いた 「あした試験なのにこの手紙を書いています」 あした試験なのに手紙を書かせていたものが 川の剃刀土手に ひたひたと星の波を寄せている
by fragie777
| 2021-02-13 19:57
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