カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
1月15日(金) 雉始鳴(きじはじめてなく) 小正月 旧暦12月3日
寒木瓜。 今日もスタッフの文己さんとリモートでゲラの索引の読み合わせ。 途中で疲れてしまって、目もちかちかして細かい活字をひろいにくくなり頭もボーっとして肩も凝ってきたり、 「もう、わたし駄目。今日はこれでおしまいにしない?」って、文己さんにもちかけたところ、 「今日、わたしの分はやってしまおうと思って。」と文己さんは、まだまだ余裕ありそうで、がんばるつもりらしい。 (こりゃ、ちょっと止められそうもないな)と、文己さんのやさしい声であるけれどそこに不屈の意志を感じてしまったわたしは、「じゃあ、ともかくちょっと休憩させて」と言って、仕事机をはなれ、太極拳のスワイショウをやる。 これは非常に簡単な動きで身体を右左に回すだけのものなので、場所をとらず誰でもできる。が、案外むずかしく、わたしは何度か師の橋口澄子先生に注意をうけている。 今日はそれを40回ほどやって席にもどり、待っている文己さんに対決した。 「じゃあ、やろうか」ということで、まだまだ先のあるゲラを確認しながら、(どこまでできるか……)と丹田に力をいれた。 で、しばらく読み合わせをしていると、すこぶる調子がいい。 疲れが出て来ないのだ。 読み間違いも少なく、なにしろ辛くない。 「あらあ、これってスワイショウの力かしら」って思わず言うと、スタッフの文己さん。 「スワイショウってわたしも知っています。いまやっているゲームであるんです。身体をまわすやつでしょう」と笑う。 「ええっ、ゲームにまでスワイショウって浸透してんの」と驚いたyamaokaであった。 スワイショウで元気をとりもどしたyamaokaは、とうとう最後まで文己さんに負けずにやったのだった。 太極拳はあなどれない、と思った次第。 わたしに太極拳を導いてくださったのは深見けん二先生である。 よき師につくようにと、ご自身が師事されている橋口先生をご紹介くださり、指導書までプレゼントをしていただいたのだ。 今日、深見先生とお電話でお話している時に、 「わたし家で太極拳やってます。八段錦も」と申しあげると、 「おお、それはいいですね」と深見先生。 「深見先生に太極拳をおしえていただいて、本当に感謝してます」 「そう言って貰えるとたいへん嬉しいです」と電話の向こうで明るくお笑いになった深見先生だった。 本当はいつか深見先生といっしょに演舞したいとおもっていたけれど、このコロナの状況下ちょっとそれはかなわないかもしれない。 スワイショウは正確にいうと、「中国気功」であり、わたしが学んでいる太極拳においては、演舞の前と後に身体をととのえるための運動として取り入れているものだ。知りたい方は以下に。 文己さんの思いに応えるべく最後までやったのはいいが、終わるとふたたび疲れがどっと出た。 ちょっと朦朧としてしまったので、 今日は新刊紹介をする予定であったが、日にちを改めます。 ところで、 今日の「俳句日記」で、大石悦子さんが、牛蒡について書かれている。 「この牛蒡は射込みにするとうまい」ってあって、「射込みって?」って何? 恥ずかしながらいい歳をして、知らなかった。 それで、調べたところ、 えらく手がかかる料理である。わたしにとっては気の遠くなるような。 京料理だ。 しかし、大石悦子さんは、食べるよりもつくる方が楽しいと書かれているから、チョチョイノチョイでつくってしまうんだろうなあ。 だが、すごく美味そうではある。 で、つくる気になったかというと、駄目。 食べたい気はそりゃあるけど。 いつか京都に行ったら、いや行けるようになったら、どっかで食べたいと思っているが、料亭料理というよりもどうやら家庭料理のようだ。 そうだ、京都の堀川牛蒡を手にいれて、作って貰おう、頼むとつくってくれる親しい人がいるんだ、ってことを思い出した。 関西出身って聴いていたから、きっと知っているな。 拝み倒してつくって貰おう。 それがいい、それがいい。 と、どこまでも安易なyamaokaである。 この休日には、スタッフのPさんと読み合わせをやる予定。
by fragie777
| 2021-01-15 19:42
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||