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11月21日(土) 旧暦10月7日
今日もまたよく晴れた一日となった。 白シャツにジーンズ、黒革のコートをはおって まっ、こんなもんね。 と、わたしは深大寺へと向かった。 紅葉はいかほどに。。。 駐車場に車をつっこんで降りてみると、すばらしい欅紅葉だ。 ここの欅たちにはいつも感動する。 おまけに空も十分に青い。 振り返ると駐車場がみえる。 車を降りてから欅紅葉にみとれてしまって、なかなか前にすすめない。 落葉が、まるで造形としておかれたようにある。 わたしはこの風景を独り占めするのがもったいなくなり、友人たちにラインをして写真を送ることにした。 「あんまりきれいなのでお裾分けします。勝手に送りますので、お返事はいりません」って。 コロナの状況下で、出かけたくても出かけられない友人たちもいる。 せめてはいっしょに冬紅葉を楽しんでほしい。 神代植物園に行くことにした。 思い切って年間パスポートを購入。 一年間いつ行ってもよくて、1250円。 たいへんお得である。 「どんどん来てください」って売り場の女性が笑いかける。 「はい、近所なので、じゃんじゃん来ます」 わたしはゆっくりと歩く。 鳥の声を聞く。 ときどき立ち止まり見上げ、深呼吸などをする。 いい気持ちだ。 うつくしいあさみどり色の木がある。 栴檀(楝)の木だ。 実もあさみどり色だ。 紅葉を映す水。 四十雀がたくさんいた。 木の間を動くものが。。。 白鷺だ。 ソロリソロリと動いている。 メタセコイアの林にはいる。 朱色に身体が染まりそうである。 深大寺境内にも寄ってみる。 深大寺境内は、にぎやかである。 右手にある無患子の木をわたしは必ず見上げる。 無患子の木は、わが心の木である。 実は深大寺境内にある店で「お香」を買うという目的もあった。 通常は鳩居堂の「お香」を愛用しているのだが、パートさんのIさんが、「深大寺にお香を売ってますよ」って教えてくれたのだ。 この店なのだが、お香は出していない。 「あのう、お香を売ってますか」 「はい、あります。お出ししましょうか」 「ええと、一種類だけですか」(わたしはいくつかの種類から好きなのを選びたいのだ) 「はい」 「そうなのですか。。。どうしようかな」 「香を嗅いでみますか」 「えっ、いいのですか」 「はい」と言って売り場の女性は、小さな香の箱をとりだして、わたしに渡した。 わたしは箱を鼻のところに持っていき、マスクを浮かしてその香を嗅いだ。 「あら、いい匂いね」 「ええ、いい香りなんですよ」 いわゆる「お線香」の匂いは苦手、それよりつよい芳香がある。 買ってみることにした。 600円(税込)なり。 日に透き通っていっそう美しい冬紅葉。 この後は水生植物園にも足を延ばしたのだった。 賑やかな仲見世通り。 醤油の焦げた匂いがして、食欲を刺激する。 お蕎麦を食べることにした。 さっきまで混んで人が並んでいたお蕎麦屋さんもいまはガラガラ。 わたしが頼んだ十割そばと胡桃だれ。 「お蕎麦をたべて帰ります」 ってわたしは友人たちにラインをしたのだった。 あまりにも気持ちがよくて、1時間くらいで帰る予定だったのだが、2時間以上もゆっくりとしてしまった。 この日の木々の写真は、また後日。 買ってきた「お香」 「武蔵野」という名前だ。 こんなにもたくさん入っている。 さっそく焚いてみた。 良き香りでございました。。。。 夜、仕事場より戻ってみると玄関に香のかおりがあざやかに残っていた。 枯れゆけばおのれ光りぬ冬木みな 加藤楸邨
by fragie777
| 2020-11-21 22:19
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