ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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ふらんす堂通信166を校了にする。

10月19日(月)   旧暦9月3日


ふらんす堂通信166を校了にする。_f0071480_18572021.jpg

雨に濡れた八重木槿。

谷保の畦道に咲いていた。



ふらんす堂通信166を校了にする。_f0071480_18572399.jpg

一瞬、薔薇かとおもった。





今日も寒い一日となった。

わたしは黒の薄手のウール地の上着に黒のフレアースカート、黒のショートブーツ、そして黒の革ジャンを羽織った。
黒のフレアースカートは、ウエストがきつくてはけなかったのだが、今年にはいって体重をおとした所為かはけるようになったもの。
黒づくめで決めてみたのだが、、、、
仙川の商店街をあるくにはちょっと気取りすぎかもしれないけど、まあ、いいわ。。。





昨日の讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、南うみを句集『凡海(おおしあま)』より。

 蟷螂の貌を逆さに怒りけり    南うみを

目を三角にして怒るという。人間の、あまり度量のない人の怒り方である。では人間以外の動物の怒りをどう表すか。しばしば怒っているとみられるのがカマキリ。この句、もともと三角の貌をくるりと逆にしたところ。句集『凡海』より。





同じく讀賣新聞の今日の「枝折」には、野中亮介句集『つむぎうた』がとりあげられている。

「花鶏」主宰の第2句集。季語は「自然の中にこそ息づいている」と後書きに記す。

 幾重にも水音ときとして郭公   野中亮介







今日は「ふらんす堂通信166号」を校了にしなくてはならない。
やっと先ほど読み終えて、スタッフの緑さんに渡した。


髙柳克弘さんの連載「現代俳句ノート」は、今回は鈴木真砂女。
鈴木真砂女の句は恋愛句などが有名であるが、髙柳さんはもっと違う真砂女の俳句の魅力を際立たせる。
へえ-、そうなのか。。。なんて思いながら読んでしまった。
わたしが読んでいるかたわらで、あるスタッフが、「髙柳さんの文章って清潔ですよね」と言った。
「ああ、そうかもねえ……」わたしも思わずふかくうなづく。





岸本尚毅さんの連載もあいかわらず「渋い」ホトトギス俳人の作品を読み込むものだ。これはこれで『ホトトギス俳人」の多彩さを知ることができて面白い。
今回は、佐藤念腹
知ってました? ブラジルに移民して俳句をひろめた俳人であるということ。
恥ずかしながらわたしははじめて認識した。





小野あらたさんの「毎日精進」は、ちょっと驚いた。
正岡子規についてなのだが、こんな風に子規の句にアプローチするとは。
オープンデータにおけるアクセスによって子規の作品を見ていこうというもの。
電子データによってこれまで見えなかったものが見えてくる面白さがあり、それを子規の句で試みている。

 鶏頭の十四五本もありぬべし

この句、なにゆえ「十四五本」であったか。
是非にあらたさんの分析とその感想を読んでほしいと思う。
ひとつの発見だ。






目下、今月末の刊行をめざして製作をすすめている「鍵和田秞子全句集」の表紙の箔押し見本が箔押し屋さんから送られてくる。
本づくりの伝統のある製本屋さんなので、やることも丁寧だ。だから少し時間もかかる。



ふらんす堂通信166を校了にする。_f0071480_18573318.jpg

ワイン色に近い真紅に金泊押しがきっちりと押されている。

美しい。
ほっとした。

思っていた通りの仕上がりだ。

これなら大丈夫ということで、OKを出す。



ふらんす堂通信166を校了にする。_f0071480_18573551.jpg

これが表紙となるもの。

箔押しをされて本体に巻かれるのである。

上製本はこのようにかならず箔押し見本を送ってもらっている。



「未来図」の方々も待たれていることと思う。

滞りなく進むように願うのみだ。








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by fragie777 | 2020-10-19 19:41 | Comments(0)


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