カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
10月7日(水) 更待月 旧暦8月20日
白花曼珠沙華。 今調べたにわか知識であるが、 赤の曼珠沙華よりも自生力が弱いということらしい。 九州ではかたまって自生しているらしいが、本州ではめずらしいと書かれてあったが、最近は比較的よく目にする。 わたしの家の近くでは毎年咲く。 曼珠沙華余燼となりて暮れゆける 深見けん二 うすき闇あれば必ず曼珠沙華 櫂 未知子 今日も読み合わせ。 文己さんと二人でがんばった。 緑さんもまだ残って仕事をしている。 このところスタッフたちは遅くまで仕事をしていることが多い。 途中お腹がすいたので、セブンイレブンで買ってきたバターレーズンサンドを食べてお腹をなだめながらがんばった。 「今日はがんばったわ。勝利は近しよ!」と言って励ましあったのだった。 京都新聞の「詩歌の本棚」に詩人の河津聖恵さんが、 浅井眞人詩集『烏帽子山綺譚』をとりあげて下さった。 紹介したい。 浅井眞人『烏帽子山綺譚』(ふらんす堂)は、「烏帽子山村」という架空の空間で、月の満ち欠けという根源的な時間の中で人や物がいきづくありさまを、詩的想像力を駆使し、細部まで愛おしみながら描き出す。断章形式なのでどこからでも読めるのも楽しい。烏帽子山村では人と物は命の次元で交感する。山は空虚を孕み月と響きあう。月は光とその丸みで村の時空をまどやかに包む。生命と事物の豊かな円環。「時はゆくが また もどってくる 同じ顔してもどってくる」という希望と慰めが、この詩集を満たしている。 ① 五位鷺が 水分(みくまり)神社の檜皮葺(ひわだぶ)きの大屋根に止まって 見下ろしている 水分は 古きよき神 国々に水恵む神 子授けの神 社の前を 白々と一筋 烏帽子川が流れている 対岸に軒を並べて 小さな旅館 カフェ 荒物屋 豆腐屋 古物商 山菜ご膳 柿ケーキ 旅愁まんじゅう 蕗の佃煮 自慢の品書きが戸に貼ってある 戸には雨の痕がついている 村で 一番往来のあるところだ かって この川には山椒魚(さんしょうお)が生息していた いまは銀色の波のした 何がいるのか知らない 旅館の中から泊まり客がひとり 川を眺めて朝餉をしたためている うしろにある 村でたった一つの真空管テレビが 月ロケットを映している いつのまにか懐手した五位鷺は 橋の下にきて 川面ばかりを見ている 橋は反(そ)り橋 ここを渡ると 楼門の中は 先駆けて 匂いのよい野菜籠のように 若葉で溢れている (「水分神社前①」) この詩編には「懐手した五位鷺」が登場するが、残念ながら仙川には五位鷺は見当たらない。 是非に見たいと思っている。 青鷺、白鷺はたくさんいるのだが、とんと見かけないのである。 しかし、調べてみるとこの辺の調布や三鷹には集団で生息しているとある。 ただ、夜行性なので昼間は身をひそめて夜になると動き出すということである。 井の頭公園や野川公園などにもいるという。 ということは、仙川にもいるはずである。 見たい、 しかし、 夜の仙川はコワイ。 夜の鳥は昼間の鳥とは別物となってそこにいるような気がする。 暗闇になりかけたときに一度、青鷺を見たことがあるが、ちょっとゾオーっとした。 暗くなったらわたしは仙川に近づかないことにしているのだ。 昼間の青鷺。
by fragie777
| 2020-10-07 19:08
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||