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9月5日(土) 旧暦7月18日
NHKの番組「天空の宗教都市 高野山」を観てしまった。 高野山にはまだ一度も行ったことがない。 今日は、車で出かける用があって、そのまま渋谷まで行く。 スタッフのPさんに運転をしてもらう。 本年度の田中裕明賞の受賞者である生駒大祐さんへ差し上げる正賞の万年筆を買うためである。 いつもは新宿のIデパートで購入するのだが、新宿へ行く勇気はまだない。 渋谷も混んではいるが、今日行くTデパートは人が少ない。 ということで、思い切って渋谷のデパートに行くことにした。 久しぶりのドライブは気持ちがいい。 台風の影響のためか雲が多い。 渋谷もそれなりに賑やかではあるが、これまでの渋谷とはやはり人の数ががぜんちがう。 道路のあふれるようにいた人間はもういない。 デパートの駐車場に車をつっこんで、まず昼食をとりその後文具コーナーへと向かう。 正賞の万年筆については、どのようなものを差し上げたらよいのか、いつも万年筆コーナーの前でスタッフのPさんとあれこれあれこれと考える。 受賞された方を思い浮かべながら、どれがいいのだろうかと相談しながら決めていくことも実はたのしいことである。 しかし、万年筆などが使われなくなりつつある現在、年ごとにその売り場は小さくなって万年筆の数もへり、選択の幅がせばまってきている。限られた予算のなかで、できるだけ良いものを、とおもいつつ悩ましい思いもするようになった。 今日ははじめていく万年筆コーナーである。 どうだろうか、とやや不安にかられながら行ってみると、 さすが老舗のデパートである。 それなりのコーナーがあった。 名前を入れてもらえるかどうかなど、聞きたいこともあって 担当の男性に声をかけると、 「すこし時間はかかりますが、お入れできます」ということ。 そして、彼は万年筆について、自身のもっている万年筆を見せながら、わたしたちの知らない万年筆の秘密について語ってくれたのだった。わたしが、持っている万年筆の一本がすでにダメになっていると言うと、それを復活させる方法を教えてくれたりもしたのだった。 いままでの売り場の人にはない、万年筆を心から愛し万年筆ととも生きてきたと思わさせる男性販売員の人だった。 わたしたちはちょっと感動してしまった。 今年の田中裕明賞については、まず授賞式は無理かもしれない。 しかし、わたしたちがやるべきことはしなくてはいけない。 正賞の万年筆を購入できたこと、 ひとまずほっとしたのであった。 その後は隣接している文化村へ行ってその地下にある書店に立ち寄ることに。 文化村に来れば必ずといってよいほど立ち寄る。 地下にあるカフェ「ドゥ マゴ パリ」(LES DEUX MAGOTS PARIS) はおしゃれな店である。 ここのラウンジで飲むコーヒーは、おいしくパリのマダムにでもなったような気持ちにさせられる。 が、今日は立ち寄らずまっすぐに書店へ。 ということは、パリのマダムは諦めたのだった。 美しい男子が、ピアノを弾いている。 文房具などをあれこれと買って書店には40分ほどいたのであるが、 書店をでたときも、まだ彼は電子ピアノを弾いていた。 帰りの車では、山口百恵をガンガンかけて、 「百恵ちゃん、サイコー!」なんて叫んだりして、 大いに盛り上がりながら帰って来たのだった。
by fragie777
| 2020-09-05 21:06
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