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4月17日(金) 旧暦3月25日
おおむらつつじ。 ご近所のもの。 わが家にもあるが、まことに地味にしか咲かない。 第54回蛇笏賞のお知らせをいただいた。 柿本多映『柿本多映俳句集成』(深夜叢書刊) 柿本多映さま、ご受賞おめでとうございます。 こころよりお祝いを申し上げます。 ![]() ![]() ![]() 今日は午前中は仕事場で仕事、その後はスタッフのPさんと交替。 家では、「ふらんす堂通信164号」の校正をする。 今回も読みごたえのあるものが多い。 「こわい俳句」は、高橋睦郎さん。 高橋さんは、誰の句を選ばれたのだろうか。 受賞特集で、俳人協会賞を受賞された小川軽舟さんの受賞のことば、ご自身についてというよりも「俳句を読む」というタイトルで、10年間の田中裕明賞の選考をとおしてそこから見えきたもの、あるいは学んだことについて語っておられる。一結社の主宰者としての選、結社をこえた田中裕明賞の選者としての選、選ということについての真率な考察である。 「田中裕明賞の選考を通して、私は俳句を読むという行為の意味を常に考えさせられた。」 と語り、 「『俳句を読む』ということがどういうことなのか、選考委員を離れても自分に問い続けてたいと思う。」 と締めくくっておられる。 田中裕明賞というのは、小川軽舟さんのみならずこのような真摯な選考委員の思いによって10年間ささえられてきたのだと思い、あらためて田中裕明賞は幸せな賞であると思ったのだった。 俳人協会新人賞を受賞されたおふたり、沼尾将之さん、藤本夕衣さんそれぞれもその作品をとおしてあるいは受賞の言葉をとおして、こちらに迫ってくるものがあり、感慨深い。 岸本尚毅さんの「虚子研究レポート」は、ホトトギス雑詠選集俳人・本田一杉についてだ。おそらくこの研究レポートでなければ、この俳人についてあらためて知る機会はないと思う。しかも、「虚子が泣く」散文つきだ。面白い。なにゆえ虚子は泣き、そこに一杉はどうかかわったか。かなりドキドキしてわたしは読んだ。 髙柳克弘さんの「現代俳句ノート」は、林田紀音夫である。 「俳人としての幸福と、生活者としての幸福とは、必ずしも一致しない。残酷だ。」 という髙柳さんの結論。いかにして、、、そのような結論となったのか。 今日はここまで校正をした。 あとは明日続きをよむ予定。 リュックを足元に放り出して、仕事をしていると、 そのリュックが、先ほど死んだ愛猫ヤマトにみえて、ドキッとする。 (あれっ、ヤマト!)って何度おもったことか。 こっちがヤマト。 ちがうんだけど、同じに見えてしまうのは、猫を飼ったものでなければわからない。。。
by fragie777
| 2020-04-17 19:39
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