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3月31日(火) 旧暦3月8日
昨日の夕暮れの仙川の桜。 あんな大雪にも耐えて、まだ見事に咲いている。 夕暮れの桜はすこしもの悲しい。 重たい雪をかむってぐっしょり濡れていたのが嘘のようである。 桜もこんな風に頑張って、おろおろしている人間をはげましているのだろうか。。。 木村文訳/サロメーヤ・ネリス詩集『あさはやくに(ANKSTI RYTĄ)』の再版が出来上がってくる。 訳者の木村文さんも版元もおもってた以上に、反響があってとても嬉しい。 こんな状況でなかったら、朗読会とかしたいと思うが、いまはそれも出来ない。 一篇のみ訳詩を紹介したい。 哀悼 眠りのない十二のよるが 明るいひつぎについていった。 そしてゆりの白い雪を 月明かりの中で氷でおおった。 銀いろのゆりから 炎のなみだがあふれだした。 遠くのこはくの 海を人魚たちが恋しがる。 わたしに貸しなさい、ゆりたちよ、 鳴っているなみだのしずくを。 わたしのなみだで雨がふって もう泣くことはできない。 集まった日の出すべてが わたしの十字架の上で燃え上がった。 話さないことを決めたあと、 黒の糸杉が寄りかかった。 目下、ふらんす堂の仕事形態は、かなりきついことになっている。 できるだけふらんす堂の人口密度をすくなくするために、時間差出社をしたり、テレワークをしたり、それはもうかなり大変である。 今日はスタッフのPさんと文己さんがテレワークだったので、スタッフの緑さんとわたしは大わらわだった。 わたしは自分の仕事をしながら、ある時はPさんになりかわり、あるとき文己さんになって仕事に対応する。緑さんも注文の電話をうけたり製本屋さんに対応したりでてんてこ舞い。パートのTさんが昼から出社して、3人で仕事をまわすことになった。 明日からは緑さんはさらにはやく出勤し、はやく帰る、Pさんは夕方近く出勤、わたしもはやく帰る。 わたしは、そろそろいろいろと仕事を家に持っていって、家で仕事ができる体勢にしておきたいとも思っている。 今日電話を下さったお客さまが、「ふらんす堂さんにはつぶれてほしくない」とおっしゃってくださって、(まあ!) ![]() そうなんです、新型コロナウイルスによる経済危機が叫ばれておりますが、なかなか零細極小企業はたいへんなんです。 スタッフたちと力をあわせて頑張っておりますので、どうぞ応援してくださいませ。 わたしも老体に鞭打っております。せまいふらんす堂内を小走りで走っております。 外を歩くときは、「コロナウイルス、来るなよ!」って睨みをきかせております。 ![]() 皆さまも充分お気をつけくださいませ。 ![]()
by fragie777
| 2020-03-31 19:00
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