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3月4日(水) 旧暦2月10日
神代水生植物園に咲いていた藪椿。 椿のなかで一番好きな椿かもしれない。 現代俳句協会からお知らせをいただいた。 第20回現代俳句大賞は、黒田杏子氏に決まったということである。 お知らせに書かれた文章を抜粋して紹介したい。 永年にわたり現場第1主義にもとづく平明で奇を衒わぬ作句活動を展開、生活者の視点を重視し、俳壇のみならず多くの文化人との交流の中から豊かな俳句の世界を表現した。その成果は、各個人句集の他、多くの著書の中に顕れており、現代を代表する俳人として重きをなしている。 黒田杏子さま 現代俳句大賞のご受賞、おめでとうございます。 心よりお祝いを申し上げます。 昨日から今日にかけて、ふらんす堂のお誕生をお祝いしていただく声がたくさん届いて感激をしている。 そして、今日、おもいもかけぬお祝いのプレゼントをいただいた。 「お会いしたときにお渡しするつもりでした」という言葉とともに、今日届いた包みをを開いてびっくりしてしまった。 こんな可愛い箱にはいって出てきたのは、 少し前に死んだ愛猫の「ヤマト」であった。 びっくりしてしまった。 10センチ四方の小さな絵である。 裏には、「ひだまりに いる」と書いてある。 描いた方は画家の伊藤香奈(いとう・かな)さん。 プレゼントをして下さったのは、俳人の藤本夕衣さん。 「拙句集の絵を描いてくれた香奈さんにヤマトさんの絵をお願いして描いてもらいました」とお手紙が添えられていた。 喉からお腹にかけて白く、手と足がスニーカーソックスを穿いているまぎれもない「ヤマト」がいる。 「ふらんす堂の創立記念」をお祝いしてということである。(わたしを元気づけてくださる意味もあるらしい) わたしは、藤本夕衣さんのお気持ちをありがたく嬉しく受け取ったのだった。 伊藤香奈さんは、藤本夕衣句集『遠くの声』に装画を描かれた方であり、藤本夕衣さんのご友人でもある。ふらんす堂にもご来社くださって、わたしはお会いしているのだ。 藤本夕衣さんは、田中裕明さんによって俳句を始められた方である。 田中裕明さんが指導する「ふらんす堂句会」にも熱心であった。 おばあさまの加藤喜代子さんは、「青」「ゆう」に所属していた俳人で夕衣さんを俳句に導いた方だ。 そのヘンのいきさつをわたしはすこし存じあげている。 ふらんす堂とご縁の深い方々である。 この度、句集『遠くの声』が俳人協会新人賞を受賞された。 授賞式でお目にかかってお祝いを申し上げたいと思っていたのだが、それもいまのところできる状態ではない。落ち着いた日々をとりもどせたら、お会いしてしみじみとお祝いを申し上げたいと思っている。 矢合直彦さん(画家・陶芸家)の作品にコラボさせてみた。 大空のひとゆれしたる木の芽かな 藤本夕衣 夕衣さま、お心をありがとうございました。
by fragie777
| 2020-03-04 17:59
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