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ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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未来へつなぐ、、、

2月3日(月) 節分  旧暦1月10日


未来へつなぐ、、、_f0071480_17580751.jpg


春を待つ木。


ご報告。
失くしたと思ったカメラ、ありました。

行った先々へ問い合わせたあとに、もう一度机のまわりをごそごそやっていたら籠の奥のほうから出てきたのである。
「あら、あった!」と言うと、
「絶対どこかにあるとおもってました」とスタッフ。
「でも捜したのよ」と言うと、
「yamaokaさんの捜すは、捜すことになってませんから。。。」とスタッフ。
ともかくもあってホッとしたyamaokaである。
「yamaokaさん、カメラあったってブログで報告しなくてはいけませんね」とスタッフ。
本当に廻りを騒がせているyamaokaである。




嬉しいお知らせがひとつ。

いまふらんす堂のホームページで「短歌日記」の連載をしてくださっている歌人の川野里子さんが、この度「第71回讀賣文学賞」を歌集『歓待』(砂子屋書房刊)で受賞された。
こころからお祝いを申し上げたいと思う。179.png179.png179.png


歌集「歓待」を貫く主題は作者の亡くなった母親の介護記録だが、いわゆる介護短歌・介護文芸を超えている。そのゆえんは思うに作者と母親の物理的・心理的距離と二人を囲む時空の捉えかたにあるようだ。(高橋睦郎・讀賣新聞の記事より抜粋)

 母死なすことを決めたるわがあたま気づけば母が撫でてゐるなり













さる1月31日(金)に、兵庫県伊丹市にある「伊丹シティホテル」にてこの度文化功労者に選ばれた「宇多喜代子さんをお祝いする会」(発起人代表・坪内稔典)があった。スタッフのPさんが出席する。
以下、Pさんのレポートより。




未来へつなぐ、、、_f0071480_17575006.jpg
ご挨拶される宇多喜代子氏。


宇多喜代子さんをお祝いする会のテーマは「未来へつなぐ」でした。
発起人の坪内稔典さんにより、この日一日は宇多さんのことを「先生」と呼ぶのは禁止。皆が同じ地平にたつというのがテーマでした。


今日はこの冬一番の寒い日だと思いますが、そんな中、私のためにお集まり頂きまして、ありがとうございます、心より御礼申し上げます。
皆さまがお座りになっているテーブルにひとつひとつご挨拶に伺おうと思ったら、坪内稔典が「チョロチョロするな、座っとれ」と言うもんだからずっと座っておりました。
本当は行きたかったんです。
皆さまの仰ることをお聞きまして、本当に心に響きました。ありがとうございました。
今回のこういう会は本当に面はゆいんです。

「文化功労者」は個人に頂いたというより、「俳句」というジャンルが頂いたんだという思いがあります。
ともすれば通り過ぎてしまわれる「俳句」が目を留めてもらえた、「俳句」というジャンルが頂いたという思いを非常に強く感じております。
私は17、8の頃からただただ俳句が好きで、大袈裟に申しますと、一日も忘れることなく俳句のことを考えて参りました。
失敗したり落ち込んだり、また嬉しいことがあったりしながら年月を過ごして参りましたけれども、そういう方はたくさんいらっしゃると思いますが、その代表として私が頂いたんだろうと思っております。
本当に感謝いたしたいと思います。

それから今日は「未来」という言葉が掲げてあります。
おばあさんになって初めて分かったことなんですが、「おばあさんになるってそう悪いことじゃない。」ということです。
と言うのはおばあさんにも未来があるんです。
おばあさんの未来というのは例えば、今晩であったり、明日の朝であったり、2、3日先であったり、桜が咲く頃であったり。
お若い方の10年、20年のスパンに比べますと非常に短いですけれど、輝かしいことにおいては同じだと思いますので、これからは私はおばあさんの未来に向かって「がんばらない」。がんばるのが私の欠点だそうですから、がんばらずにやっていこうと思っています。

先ほど「おばあさんになって心懸けていることは」というのを訊かれたんですけれども、心懸けていきたいのは「おばあさんになっても口紅だけは付けておこう」と。
なぜならば、「おじいさんにまちがえられないように」です。
(会場爆笑)
まちがえられるんですよ、おばあさんになると、おじいさんに。間違えられないように、口紅だけは付けておこうと思います。
どうぞ皆さま、お見捨ておきなく今後ともよろしくお願い致します。



「口紅」がそんな役割をはたすとは。。。

わたしもそのうちに知ることになるだろう。。。


宇多喜代子さま、
文化功労者、おめでとうございます。
お祝いをこころから申し上げます。179.png179.png179.png








そして昨日の「季語はめクイズ」の答えである。
が、
その前にお詫びをしなくてはならない。
というのは、

9 草負うて男もどりぬ(    )  石田波郷

の句であるが、肝心の季語が【選択肢】のなかにないのである。
知る人はきっと、あらあらと思われたと思うが、大変申し訳ないです。
今日、さっそく取り組んでくださった詩人のお方が、ネットで答えを調べたところおかしいと教えてくださったのです。
大変失礼をしました。
友人のクイズをそのまま鵜呑みに、もう一度調べれば良かったのですが、いやはや、でした。


では、

1 ( 9 )ローマにありて遊びけり      山口青邨      四月馬鹿
2 ( 8 )畜類に似て人の耳         西島麦南      襟巻や
3 ( 11 )きのふの手紙はや古ぶ       橋本多佳子     あぢさゐや
4 失ひしものを憶へり( 4 )        日野草城      花ぐもり
5 本買へば表紙が匂ふ( 2 )        大野林火       雪の暮
6 一本の道を微笑の( 12 )         平畑静塔      金魚売
7 ( 5 )貝の中なる桜貝          松本たかし     春寒や
8 ( 6 )わが恋の句を子に読まれ      安住敦       啓蟄や
9 草負うて男もどりぬ(   )        石田波郷     *これは「星祭」
10 母逝けば遠くが見ゆる( 13 )      山田みづえ     花の山


いかがでしたか。

こんな遊びも結構おもしろいですね。。。。






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by fragie777 | 2020-02-03 18:43 | Comments(0)


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