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11月20日(水) 二の酉 旧暦10月24日
名栗の芒。 その近くにあったバイクサークル。 こうやって自転車を留めておくらしい。 この日は冬晴れの一日で、オートバイや自転車がたくさん走っていた。 これもバイクサークル。 木でつくった単純な装置である。 名栗のあちこちで見られたのだった。 そして冬桜。 冬紅葉にまじって雪のような白さで咲いていた。 本を製作する過程で、yamaokaは、担当でなくても装丁等は必ず目を通す。 本がつくられていくその手前の行程がいちばん楽しいのである。 〇〇というタイトルがつけられた一冊、 それがいったいどんな本になっていくのか、 あらゆる可能性があるものとして第1歩がある。 そしていろんなことが選択されて完成形へと近づいていくのだ。 今日も文己さんから「yamaokaさん。ちょっと確認お願いしまーす」って呼ばれた。 ほかのことでどんなに集中していてもわたしは、「はい」って言って席をたつ。 で、 君嶋真理子さんより装丁案が出来上がってきたのだ。 君嶋さんもわたしにおとらずおっちょこちょいのところがあるので、用紙の確認、色の確認、レイアウトの確認、等々、をやる。 で、用紙などは「こっちの方がいいんじゃない」なんてつっこむこともよくある。 あるいは、ラフイメージで要望することもある。 そんなとき君嶋さんが「最強だなあ」って思うのは、どんな要求にもいやな顔をしないで応えてくれること、 さらに、こちらが思っていた以上のことで応えてくれることもある。 もう30年以上のつきあいである。 彼女がふらんす堂の仕事をはじめたのは、美術大学の2年生のときだったのじゃないかしら。 何人かの装丁希望の学生さんがやってきて結局そのまま現在に至るのは、君嶋真理子さんのみだ。 もとから色の感覚は抜群に良かった。 そんなこんなで今日も扉の用紙は変更してもらってすすめることに。 本作りは本当に楽しい。 とくに装丁案を目の前にして、それが一冊の本となることを想像するときかなあ、一番ワクワクするのは。 今日はおふたりのお客さまが見えられた。 福神規子さんと平尾美緒さん。 福神規子さんは、俳誌「雛」を高田風人子より継承されいまは主宰をされている。 平尾美緒さんは、「雛」で俳句を学ばれている方である。 今日ははじめての句集を上梓する予定があって、そのご相談に見えられたのである。 担当はPさん。 いろいろなご本をご覧になられてクータ―バインディング製本のものにお決めになられた。 小さなサイズの本にも心を動かされたご様子でもある。 福神規子さん(左)と平尾美緒さん。 平尾さんのお母さまは北海道にいらしてやはり俳人でいらっしゃる。 「本当は母と一緒に句集を出したかったんですが」と平尾さん。 お母さまはどうやら尻込みをされているご様子。 「あなたが出されたらきっとお母さまも出そうっていうお気持ちになるかもしれなくてよ」と副神さんがニコニコとおっしゃる。 わたしも「そうですとも!」って力強く申し上げたのだった。。。
by fragie777
| 2019-11-20 18:46
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