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11月4日(月) 旧暦10月8日
今日は粗大ゴミを市へお願いして回収してもらう日である。 寝坊をしてはいられない。 8時までに外に出しておくように言われた。 自転車一台、サーフボード一個、ビーチパラソル一式、都合3点を指定の場所においておかなくてはいけないのだ。 もっとベッドのなかでゆっくりしていたいところであったが、そうも言ってられず、朝から大忙しであった。 矢川緑地でゆったりと泳いでいた鴨。 今日は更衣の総集編で今日ですべての衣替えを完了したのだった。 粗大ごみを滞りなく回収してもらった後は、ほっとして、今日ほどゆっくりと休日を過ごした一日はないくらいゆったりと一日を過ごしたのだった。 友人のCorail Blancさんから少し前にもらったCDをかけてみた。 わたしが一番聴くことのないジャズのCDをもらっていたのだった。 JHON COUTRANE(ジョン・コルトレーン)のバラードである。 コルトレーンはサックスの奏者としてよく知られている。(このくらいはわたしも知っている) しかし、時々このブログに書いているようにジャズはどちらかというと苦手。 はじめはお気に入りのバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータを(飽きもせずに)聞いていたのだが、ふっと思い立って貰ったコルトレーンを聴いて見ようって思ったのだった。 そう、休日でもあるし、せっかく貰ったものであるし、食わず嫌いっていうこともある。 で、 聴いてみた。 パルティータを聴いていたためか、全然違う音の世界があたりを満たした。 何と言ったらいいのだろうか。 穏やかな海の波間に身をゆだねてゆったりと過ごしている、そんな気持ちの良さがあるのだ。 心地いい脱力感。 プカリ、プカリ 家中を満たしている心地よい音の海ににわたしの体は浮かんでいる、そんな感じ。 家中が音の海、それもわたしを緊張させるのではないく細胞のすみずみまで寛がせ穏やかにさせてくれる、悪くない。。。 あーあ……。 眠くなってきた。 コルトレーンは名前だけはよく知っているが、そのバラードがどういう位置づけをされているか、そんなことは知らない。しかし、いい音だ。 わたしは改めて友人のCorail Blancさんに感謝をしたのだった。 名盤なのかもしれないし、そうでないのかもしれない。 解説によるとコルトレーンのバラードは、物足りないというコルトレーンファンも少なからずいるらしい。 しかし、今のわたしにはこのバラードはすごくいい。 今日は休日をコルトレーンの音を聴いて、そして好きな本を読んで過ごした。 こんな休日を送ったのは、ここ数年ないかもしれない。 わたしが長い間愛聴(?)しているBOSEのスピーカー。 もう20年以上になるが音質は少しも衰えない。 低音もよく拾うし、わたしはマニアではなく極めてミーハーなので、この小さなスピーカーで十分満足している。 このコルトレーンのCDについていた市川正二氏の解説がすこぶる面白く、抜粋して紹介したい。 「センチメンタリズム」と「リリシズム」の相違について熱く語っている。 コルトレーンののバラード演奏における魅力は、そのリリシズムにあるとよく言われる。これはどういうことか。簡単に言えば、「感傷」と「叙情」の違いを意味するといってもいいだろう。哀しいムードの曲をいかにも哀しそうに演奏するとセンチメンタリズム(感傷主義)におちいって俗っぽくなるた、甘さをセーブしてしかもエモーションを大事にプレイすると、そこにリリシズム(叙情主義)と呼ぶにふさわしい優美な音楽が生まれる。そういうことなのだ。このアルバムで注目して欲しいのは、、そのリリシズムなのだ。それにトーン。惚れぼれとするようなサックスのトーン、こういう魅力的なトーンはコルトレーンならではのものだ。 コルトレーンにおけるリリシズムか。。。 なるほどね。。。 いずれにしても、うっとりと魅了された音であった。 だからと言ってこれ以上ジャズに深入りしていく自分はあり得ないように思う。 わたしはマニアックになれない、きわめて表層的な人間である。 仕事につかれたときにこのバラードを聴くので十分。 それでもたいへん豊かに潤さられることは間違いなし。 ビル・エバンスバンスのピアノといいジャズも悪くないのかもしれないと思っている。 いまんとこビルエバンスのピアノとこのコルトレーンがわたしのジャズの世界。 で、 ピアノよりサックスの方が、好みかもしれないなんて思っている。。。
by fragie777
| 2019-11-04 23:40
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Comments(2)
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市川氏の解説に私も感心しました。リルケも、セザンヌを論じている中で、「私はこれを愛している」と言わんばかりに絵を描くひとと、「それはここにありますよ」と差し出すように描くひとを区別しています。愛のあり方が、感傷主義と叙情主義のひとつの問題点かもしれません。
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