カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
8月20日(火) 旧暦7月20日
大河内山荘を出てしばらく歩いていったところの蓮池のほとりに咲いていた。 蓮池の蓮はおおかた咲きつくしてしまっていた。 蓮の花がひらくとき、ポンと音をたてるという。 その音を一度は聴きたいと思いながら、まだ一度も聴いていない。 朝早く花がひらくとき行かないとダメらしい。 朝寝坊のyamaokaには、とうてい無理な話。 しかし、まてよ。 インターネットで検索してみたらどうだろうか。 「蓮 開く音」で検索してみたら、以下のYouTubeがみつかった。 ↓ 聴いてみません? たしかに聞こえた。 ポンというのとは微妙にちがうけど。。。 だけど、やはり生で聴いてみたい。 人気のない蓮池に早朝いって、蓮の花に目をこらし、音を待つ。 ああ、でもそれもちょっと怖い。 蓮ってね、どこか胸の辺りがざわざわしてくるような、存在をおびやかすような何かを感じません。 「気(き)」を感じさせる花である。 さてと、今日はお客さまがひとり見えられた。 加藤梅夫さん。 はじめての句集を上梓されるためのご相談である。 句稿をもってご来社くださった。 加藤さんは、無所属で俳句を15年以上作ってこられた。 江東区にお住まいの加藤さんの近くには「石田波郷宅跡」があって、そこに散歩に行ったときに「俳句でもつくってみようか」と思ったことがきっかけになって、歳時記や入門書などを読みあさり、文語文法も旧かな遣いも俳句のために勉強されたという。 結社には所属せず、主にいろいろな俳句大会や総合誌、新聞などへ投句をしてこられたということである。 さまざまな選者の方に俳句を選んでもらったものがかなりの量となった。 それをこの度一冊にすべく、決心されたのである。 今日はご来社いただき、いろいろな見本をご覧になって造本を決められた。 お仕事はグラフィックデザイナーであったという加藤梅夫さん。 「シンプルなものがいいですね。」ということ。 「ご希望はありませんか」と担当の文己さんがうかがうと、 「僕がデザインの仕事をしていたので、あれこれ注文をつけられるのがいやだったので、まったくお任せします」と加藤さん。 加藤梅夫さん。 70歳とは思えない若々しさで、颯爽としておられる。 「ふらんす堂をどうしてお知りなったのですか」と伺うと、 「だいぶ前からインターネットを通じて知っていました」ということ。 「三つほど出版社を候補として考えたのだけど、ふらんす堂はなんといっても本がきれいで上品だから」 「上品できれい! 有り難うございます!」 その言葉に、わたしと文己さんは大喜びしたのだった。 yamaokaはがらっぱちな人間だけど、 ふらんす堂の本は上品で美しいのですのよ。ホッホ。
by fragie777
| 2019-08-20 19:23
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||