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3月23日(土) 旧暦2月17日
![]() 今日は星野立子賞の授賞式があり、いま戻ったところである。 いったん家に戻って、着替えてふたたび仕事場でパソコンに向かっている。 まもなく11時になる。 すこし紹介したい。 表彰式は公益財団法人上廣倫理財団にて午後3時より行われた。 ![]() 選考委員の皆さまの温かいお言葉も厳しいお言葉も今後の作句の糧にさせていただきたいと思っております。総合誌「俳句」3月号の星野椿先生の選評で「母(立子)も同じことを思っていると思います。」という言葉を下さってそれがもう胸にずきんと来ております。嬉しかったです。初心のころから星野立子さんがすごく好きでした。「今朝咲きしくちなしの又白きこと」[たんぽゝと小声で言ひてみて一人」「暁は宵より淋し鉦叩」と言った句が好きです。こういう句を読みますと時間を経てずいぶん前の方ではあるんですけれども、いまここで立子さんという人が句を読んでみせてくれたような新鮮な瑞々しさを感じます。この瑞々しさは何だろうかということを立子作品を味わいながらも感じています。多分それは俳句というものが持っている力であるとは思うのですけれども俳句であればみんなそうかといえば必ずしもそうではないので、そういう意味で立子の俳句の瑞々しさとは何か、それがどこから来るのか、それ探求していきたいと思っています。それは俳句における詩情とは何かということにつながっているのではないかと思っています。 ご指導をいただいている西村和子先生、行方克巳先生から常日頃「自分らしい句。自分でしかできない句をつくりなさい」と言われています。今回の50句はその両先生のお言葉を胸につくったものでした。なかにはいま思い出したも胸がはりさけそうな句もあるのですが、今回そのような句も含めて50句を受賞させていただいことを選考委員の先生方に心より感謝を申し上げたいと思います。 星野立子新人賞受賞の小野あらたさん。「去りぎは」作品50句で受賞された。 俳句の賞に応募するときに、何のために応募するのだろうか、受賞したあとに何がしたいから応募するのだろうかと、そういうようなことを考えていつも応募しているのですが、やはりわたしは自分が才能のない人間だと思っておりますので、努力による賞ということをスローガンにしております。才能がある人が受賞するのはもちろんいいのですが、才能がある人が受賞してもお手本にならないというか、努力によって得た賞であればほかの人のできる、ああやって努力すればこういう風に自分は賞をとれるのだという、そういうお手本になれるのではないかと思って頑張っております。 選考委員の方々との記念撮影。(ちょっとピンぼけでごめんなさい) 選考委員のお一人に宮坂静生氏がおられるが、宮坂氏は、今年度現代俳句協会大賞を受賞されている。 今日は湯島・東天紅にてその授賞式があり、この授賞式に出席されたあと今度はご自身の授賞式に向かわれたのだった。 ふらんす堂からはスタッフのPさんが出席している。 その模様は改めて日を変えて報告しいたい。 星野立子賞を受賞された対中いずみさま、新人賞を受賞された冨士原志奈さま、小野あらたさま、おめでとうございました。 心よりお祝いを申し上げます。 ![]() ![]() ![]() 祝賀会はちかくのグランドアーク半蔵門で行われた。 その後、対中いずみさんを囲んで二次会があった。 慣れない幹事をyamaokaが引き受けたのだが、こういうことは不得手で会計があったためしがない。 大西朋さんに手伝ってもらい、心強かった。 二次会は、竹中宏さん、岸本尚毅さん、森賀まりさん、満田春日さん、和田悠さん、藤本夕衣さん、下坂速穂さん、海津篤子さん、黒澤さやさん、土井一子さん、金山桜子さん、大西朋さん、柳元佑太さんの参加をいただき、始めてお会いする方もいらしたり久しぶりの方もいらしたりでとても良き会となった。わたしは竹中宏さんと本当に久しぶりにお目にかかることができて、いろいろとお話を伺うことができたのが良かった。とくに虚子や草田男、爽波、などについてのお話は興味ふかく拝聴したのだった。虚子についてはもっと伺いところである。 で、 二次会の後に、記念写真を撮ろうと思っていて、 見事に忘れた。 お金が合ったのでホッとしたのかもしれない。 帰りの地下鉄の半蔵門の駅で思いだした。 おおかたの人とは別れて、もう時間を巻き戻すことはできない。 無念である。 気づいた時点で一緒だった人のみ記念撮影。 右より黒澤さやさん(「椋」)、海津篤子さん(「椋」)、藤本夕衣さん(「晨」)、下坂速穂さん(「秀」)、大西朋さん(「鷹」)。 この写真を見た大西朋さんが、「ええっ! これだけじゃダメですよ」と大笑いをする。 わたしは情けなさそうに「でも、まあ、記念写真ということで」と。。。。 本当に間抜けなyamaokaでごめんなさいませ。 ![]() 余談ながら、今日の日本経済新聞の読書欄に、ふらんす堂のことが記事となっております。 日経新聞の文化部の干場達矢氏が2月22日にふらんす堂に取材にいらしてくださった時の記事である。 「活字の海で」という欄で、「詩歌集の造本にみる本の未来」「読者とつながる『工芸品』に」というタイトルである。 21世紀の書物はこれからどうなっていくのだろうか。という問いに版元としてお答えしたものである。 お目にとまれば幸いである。 もう夜中をまわってしまった。 疲れて意識がもうろうとしている。 間違いはないかな、。。 ああ、 もう限界、 アップしちゃおう。
by fragie777
| 2019-03-23 13:09
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