大吉の効力。。

3月19日（火）　　旧暦2月13日

わが家の玄関脇のところにある日向水木が咲きだした。

小さな灯りをともすように咲いている。

わたしの膝くらいしかない高さの日向水木である。

淡い黄色がなんともやさしい。

あまりのも愛らしいので激写してしまった。。。。

今日は歩いて出社しようと思ったのだが、車のことで保険会社から連絡が入ることを思い出し、車で出勤。

白木蓮を美しく咲かせているところがあるので、そこを通りたかったのであるが、断念。

ふらんす堂のスタッフで野球好きさんがいるのだが、彼女に聴いてみた。

「今、イチローが来ているけどマリナーズの試合見ているの？」

「いいえ、見てません」

「あら、どうして」

「わたしはメジャーリーグはあんまり興味ないんです。力で押す野球は好きじゃないんです」

「なるほど。」

「要するにベースボールは好きじゃないんです。野球が好きなのです」

この違い、わかるだろうか。。

わたしには分かるなあ。。。

今日も大事なものを紛失してしまった。

ある句集のコピーなのだが、ある方にお借りしてコピーしたものであり、なくすなんてあっては成らないことである。

「どうしたんだろう。この引き出しに入れておいたのよ」

「本当に入れておいたのですか？」

「絶対そうよ、でもない。。。」

「捨てたんじゃないですか」

「そんなことないわよ。大事なものなんだから」

と言っても、ないものはない。

どうしてわたしに関わるものは、こうして姿をくらましてしまうんだろう。

「どうしよう、どうしよう」と泣きべそ状態でウロウロとしていたら、

最近おみくじで大吉を引いたというスタッフが、

「では、わたしが捜してあげましょう。」と言う。（失せ物必ず出る、とあったらしい）

そして彼女はけっこう捜し上手である。

引き出しやら棚やら捜せるところは捜し回っている。

しかし。出て来ない。

（やはり、ないか……）

わたしはもう諦めて、ふたたびそれを借りてコピーをし直そうと決めていた。

すると、

「あったー！」と向こうの方から声がする。

「これでしょう」とスタッフが差し出したものを見るとソレである。

「どこにあったの？」

「スタッフが指さす方は、資料本棚であり、それがあるはずもないところだ」

「ああ、なんでこんなところに……」

わたしは絶句した。

しかし、あった。

埃にまみれていたそれを私はおしいだくようにして受け取ったのだった。

で、

わたしはそのスタッフに100円の貸しがあったのだが、

「ありがとう！　100円の借金、チャラにしてあげるわよ。」と言ったら

「ヤッター！」とスタッフも大喜び。

大吉の効果バッチシというところであろうか。。