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2月26日(火) 三の午 旧暦1月22日
飯能・名栗に咲いていた金縷梅(まんさく)。 この金縷梅の黄色の花をさきがけとして、これから早春の黄色の花が咲いていく。 どの花も好もしい。 桜の花が咲く前のいまごろは好きな季節である。 家のキッチンのシンクの下が水漏れをしているらしい、と気づいた。 どうやら、もうずっと前から水漏れをしているらしいのだ。 しかも水漏れの応急措置として、誰か(?!)が、受け皿をその下に備えたらしいのである。 らしい、らしいって呑気なことねって思うでしょ。 しかし、わが身に(?)皆目覚えがないのである。 水漏れを知って受け皿を置いたのは誰? その誰かの正体をつきとめるべくいま追及をしているのだが、誰も身に覚えがないという。 その受け皿があふれてシンクの下が水浸しになって、昨夜ようやく気がついたのである。 わが家の水漏れを。 ときどき思うのよね、 わが家には知らない人が住んでいて、ひっそりと行動しているのではないかって。 だからシンクの下にもそっと受け皿を置いてくれてさ。。。 小人(こびと)さんだったらいいなって思うのだけど、そうだとしたら、 わが愛猫たちの目に留まらないはずはなく、攻撃されちゃうからダメだろうなあ。。 ともかく昨年の秋よりもっと前からわが家は水漏れをしているのである。 今日はお客さまがたくさん見えられた一日となった。 午前中には、三人のお客さま。 「らんぶる」主宰の上田日差子さん、「らんぶる」同人の月野木潤子さん、そのお嬢さまで「知音」同人の月野木若菜さんである。 月野木潤子さんが、この度はじめて句集を刊行されることになり、そのご相談に見えられたのだった。 若菜さんは、お母さまの助っ人としてご一緒された。 「わたしは閏月の29日に生まれましたのよ。だから父親が閏に氵をつけて「潤子」って名付けましたの。来年が閏月なのでそれに併せて句集をと思ってましたが、今年は元号がかわりますでしょう。平成までの作品をいれて、一区切りをつけようと思い、もう少し早く出すことに致しました。」と月野木潤子さん。 「らんぶる」にお入りになる前は、お友だちと俳句を作っていたということ。 今日はいろんな本の見本をご覧になって、造本を決められたお帰りになられたのだった。 左より、上田日差子さん、月野木潤子さん、月野木若菜さん。 上田日差子さんとのご縁は長いのだが、ふらんす堂にご来社くださったのは初めてである。 お目にかかれば、やはり話しは父・上田五千石のことになる。 高校生の時、「俳句をつくってみようかな」って五千石氏に言ったところ、 「句会に出なさいって、ただそれだけ言われました。」と日差子さん。 「わけもわからず、句会に出てはじっこの方にいました。でも、結局句会で学ぶことが多かったですね。父は何も教えてくれませんでしたが、句会で学べ、ということだったのだと思います」。 月野木若菜さんは、「40歳になった時に、西村和子先生にお会いして、あなた40歳になったのだから俳句を作りなさいって言われました。ハードな仕事をしていましたので、夜の知音の初心者の会(ボンボヤージュの会)に出るのがやっとでした。でも俳句を初めて良かったと思います」 バリバリのキャリアウーマンでいまもお仕事で忙しい日々を送っておられるようだ。 午後には、栗林浩・智子ご夫妻が来社された。 栗林浩氏は、すでに著書も多く、俳句の世界ではよく知られた方である。 この度智子夫人がはじめての句集を上梓されることになった。 智子さんは、俳誌「郭公」に所属し、広瀬直人主宰の「白露」時代から俳句を作って来られた方である。 今年で20年目となる。 「句集を出すなんて、全然考えていなかったのです。句の仲間たちにも句集を出すなんてとんでもない、などと常日頃言ってたもんですから仲間達に笑われてしまいました。全然自信ないし、ひとさまにお見せしようなんて考えても来なかったのですけど。井上康明主宰にお声をかけていただいて、せっかくだから思い切って出してみようって決めました」 「こちらに伺えば、いろんなご本をみせてくれるというので、今日は参りました」 そうおっしゃる智子さんであるが、ご来社の前にふらんす堂の本はいろいろと見てこられたようであるが、さらにいろんな本を並べて、説明を申し上げると、「本当にいろんな本があるんですねえ」と大変驚かれたようである。 ご夫君の浩氏も、興味深そうにご覧になられている。 最終的にふたつの造本を前にして、迷われた。 「どっちがいい?」って浩氏に聞くと「こっちにしたら」と浩氏は左の方を指さす。すると、智子さん、一瞬迷われたのだが、「ああ、でもこっちがいいわ」って右を選ばれたのだった。浩氏は「いいんじゃない」ってにっこり。 ということで、造本はフランス製本カバー装、となったのだった。 栗林浩、智子ご夫妻。 智子さんがいろいろと熱心に相談をされているかたわらで終始ニコニコとしておられた浩氏であった。 素敵なご夫妻である。 句集の序文は井上康明氏、栞は池田澄子氏。 お誕生日の7月7日の刊行を目指します。 夕方、わたしはまたもやお借りした大切な写真を失くしたと、ひと騒ぎした。 もうスタッフたちは慣れっこになっているが、わたしが「ないよお、ないよお、どうしよう!!」って言い続けるので、 「もう、ちゃんと捜しました? 捜すっていうのはそういうことじゃなくて、一つ一つ丁寧に見て行くことですよ」と叱るのであるyamaokaを。 「でもないのよ、どうしよう、失くしたら、おしまいだよ」と泣きべそ状態。(ホント、泣きたい気持ちである、だってここに置いておいたのにないのよ)そんなこんなで、グズグズとと「ないよお、おかしいよお」と言い続けていたら、「あった!」のである。 ウフフフ…… 単なる勘違いでした。 「この写真だとは思わなかったんもん」と。 でもホッとした。 どうなることかと思った。 良かった。 ![]() ![]() ![]()
by fragie777
| 2019-02-26 19:55
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