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10月14日(日) 旧暦9月6日
朝の猫。 久しぶりに太極拳に行く。 今日の稽古要諦は、「白鶴亮翅」と「楼膝拗歩」 いつも注意されることは、身体が縮んでいるということ、左の腰を張りだしていること、友人のYさんから「頭を高く置く、という意識でやるといいのよ」と言われたことを意識して演舞したら、注意されなかった。 ヤッタネー! 厳しい橋口澄子先生である。 「いいですねー」と呟かれたその言葉、しかと受けとめたのだった。 (そんなふうに言ってもらえることなんてほとんどないのよ) 山梨に住む大学時代の友人のKさんがメールで新聞コピーを送ってくれた。 山梨日日新聞(だと思う)の昨日の朝刊に掲載された『福田甲子雄全句集』の紹介記事だ。 小さな記事であるが、いちはやい反響がうれしい。 紹介したい。 南アルプス市出身の福田甲子雄さん(1927~2005年)の句集掲載作品を網羅した「福田甲子雄全句集」(ふらんす堂・3780円)が刊行された。福田さんが亡くなって13年、師である飯田蛇笏・龍太さん父子の精神を守り、山梨に根付いて温かく重厚な作品を数多く残した。全句集では7冊の句集に収められた句やあとがきのほか、評論、既刊の「自解100句選-1」から転載した自句自解100句、年譜などを収載。福田さんの足跡、仕事の全貌を伝える内容となっている。 雑誌「PRESIDENTO WOMAN」11月号は、「大人の教養『本&映画』ガイド」という特集である。 その詩歌集の頁に新装版 久保田万太郎句集『こでまり抄』(成瀬櫻桃子編・解説)が紹介された。 作家石田千さんのおすすめによるものばかり。 左上の白い本がそうである。 「俳句で味わう、下町の情緒と季節」とある。 久保田万太郎は、東京・浅草生まれの江戸っ子。「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」「神田川祭の中をながれけり」など、なにげない暮らしのなかに漂う江戸の気配。湯豆腐という季語で、これ以上の句はもう出てこないのでは。」●ふらんす堂/1500円 70頁と71頁が開かれて撮られた写真がある。その頁の10句をあらためて紹介したい。 何見ても影あぢきなき寒さかな 死んでゆくものうらやまし冬ごもり 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり 鮟鱇もわが身の業(ごふ)も煮ゆるかな 春の灯の水にしづめり一つづつ つゆほども神うたがはず春ショール 花冷えのみつばのかくしわさびかな 人の世のかなしき桜しだれけり 世に生くるかぎりの苦ぞも蝶生る あぢきなき昼あぢきなく目刺焼け たまたまであるかもしれないが、「あぢきなき(く)」という言葉が、開かれたページの最初と最後に3度出てくることに気づいた。 「あぢきなし」というこの言葉、万太郎の心の底を流れていた心情だったのか。。。。 10句のみこうやって並べてみても、なんとも味わい深いものがある。 万太郎俳句をつらぬく感慨は、ある年齢を経ないとなかなか沁み込んでこないのかもしれないのかもしれない。 どうなんだろう。 たとえば20歳の男子が「鮟鱇もわが身の業(ごふ)も煮ゆるかな」なんて呟いたりしたら、思わず「へぇっ!」って顔をみて、「嘘くさいわあ?」って言ってしまいそう。 もうわたしなんかぐっとくるものばっかりだわ。。 ほかに何が紹介されたか知りたいって!? いやいや、 「PRESIDENTO WOMAN」11月号を買ってくださーい。 ![]()
by fragie777
| 2018-10-14 19:05
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Comments(2)
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yamaokaさま
今日はお隣だったので、橋口先生の「いいですねー」、 私にもしっかり聞こえました! Tさんと私のドタバタ思い出話。 端折った上、登場人物も多く混乱したでしょう、ごめんなさい。 でもお陰様で、あの日々が今の自分の基礎を作ってくれたんだな〜、と 感謝の思いが湧きました。 yamaokaさんとTさんが、出会うなんて、ご縁は不思議ですね!
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玲玲さま
ご縁というものは本島に不思議ですね。 お話もとても興味ふかく聞きました。 いろんなものと闘ってこられたのですね。 そして少しも濁っていない。。。。 原点にゆるがないものがある、 それを思います。 (yamaoka)
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