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9月8日(土) 白露 旧暦7月29日
![]() 今日から「冬野虹素描展」が鎌倉のミルクホールにて開催される。 →「冬野虹素描展」 今日は午後2時半から行われるギャラリートーク「冬野虹ー光とともにときはなたれ」(詩人・中本道代 俳人・鴇田智哉 俳人・四ッ谷龍)が行われる。 わたしは申し込んであったので今日は楽しみにしていた。 そしてせっかく鎌倉に行くのだからちょっと早めに出て「鶴岡八幡宮」や大仏を見ようと決断し、残暑厳しい日であったが出かけたのだった。 ![]() ![]() ![]() ![]() 結婚式が行われていた。 白無垢の美しい花嫁。 しかし、この暑さである。 (キツイだろうな…)なんて思って花嫁さんの顔をみたら汗ひとつなく幸せに輝いていた。 わたしの後ろで見ていた中年の女性が、「いいなあ、結婚式、わたしももう一回やりたいなあ、何度だってやりたいよ」って隣の女性に言っている。 わたしはひたすら感心してしまう。 ![]() ![]() ![]() 秋の空である。 ![]() ![]() 本殿というのかしら、一通りみて、(大仏はどこ?)って頭をめぐらした。 (あの森の向うかしら)ってしばらく歩いてもそれらしきものはない。 わたしはアイフォンのグーグルマップで「鎌倉 大仏」で検索してみた。 すると、まあ、歩いて40分とある。 あれー、こんなに遠いところに大仏って、と思ったとたんに思い出したのだった。 鎌倉の大仏って、江ノ電の「極楽寺」におはしますんだってことを。 すっかり忘れていたおめでたいyamaokaだった。 そうよ、そうだった。 時間をみるとあと45分くらいある。 どうしようかな、江ノ電に乗って大仏をみて由比ガ浜の海でも見ようかしら…… ああ、だめだ、きっと間に合わない。 状況判断が甘いっていつも言われているじゃないの。 ということで、大仏はあきらめてその代わりに、 ![]() 氷あずきを食べたのだった。 おいしかったけれど量が多くて残してしまった。 運のいいことにたまたま入ったこのお店からミルクホールまで歩いて1分。 わたしはミルクホールへ向かったのだった。 まず二階の冬野虹さんの作品を見る。 (作品は写真に撮れないのですてきな展示室のみ紹介します) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 間村俊一さんによる美しい造本である。 右から句集『雪予報』、歌集『頬白の影たち』、詩集『かしすまりあ』 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 階下ではそろそろトークショーがはじまる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 中本道代さん、時田智哉さん、それぞれがまずご自身の作品の朗読をされた。 ![]() 中本道代さん。 中本道代さんの最新詩集『接吻』(思潮社)は本年度の萩原朔太郎賞をご受賞された。 ![]() 鴇田智哉さん。 鴇田さんは、冬野虹さんの作品へむけて三句つくられて発表された。 (どの句も面白い句だったのだが、耳で聞いただけで時田さんから裏をとってない(?)ので発表はひかえます。きっと「オルガン」で発表されるのではと期待しています) トークショーはとても面白く、いい時間だった。 冬野虹さんの素描をみたおふたりの感想は……。 中本道代さん:あどけなく無垢で、どこか傷ついているものを感じた。 鴇田智哉さん:冬野さんが何を大事にしているのかすこし見えた。ものが重なっている表層にいるのだけれどそうでないところ(もっと深いところ)にかえっていく。素描という線で描くことはスリリングなものがある。 わたされたレジメより。 「病からの恢復、再生の感覚が、あえかな光のヴェールをかけわたしている」(中本道代「光のヴェールを『冬野虹作品集成』」) 「透きとおる明度は、虹さんの句の命だと思う。砂時計の筒のような明度、スライドのフィルムのような明度」(鴇田智哉『気と明度』) トークショーが終るとワインパーティとなる。 その間の休憩時間。 ![]() 四ッ谷龍さんにうかがったのであるが、このミルクホールは、鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」の舞台となったところだという。 ![]() ![]() ![]() 虹さんの作品が展示されている二階を見上げる。 ![]() ![]() 展示に集まった人立ち。 存じ上げている人たちが多い。 橋本直さん、西村麒麟さん、小川楓子さん、宮本佳世乃さん、江田浩司さん(今日始めてお目にかかった) 詩人の杉本徹さんに久しぶりでお目にかった。 お元気そう。散歩にいそしんでおられるようで日焼けをされていた。 「俳句アルファ」の中島編集長さん、思潮社の藤井一乃さん、書肆山田の鈴木一民さん、俳人の永嶋靖子さん、折勝家鴨さん、大西朋さん、堀田季可さん、 高橋睦郎さんもお見えだ。 会場はそれはたくさんの人であふれていた。 ワインパーティがはじまる。 あしたりすにさんによる「シャーロットは見ているー冬野虹を歌うー」のライブもある。 ![]() くもりガラスをとおした夜の青が美しい。 盛況のうちにイベントは終る。 とても楽しかった。 二次会もあり、心引かれたがわたしは失礼をする。(ブログも書くしね) 誰よりも先に帰ったのに途中で日傘をわすれとりに戻ったり、忘れ物をした私を待っていてくださった永嶋靖子さん、折勝家鴨さん、大西朋さんとご一緒して、電車にのる。 すると楽しいおしゃべりがはじまって、話に夢中になってしまいわたしときたら、武蔵小杉で降りそびれ、新宿で降りそびれ、新橋でのりかえてどうやらこうや仙川に到着したのだった。 ちょっとした小旅行でございました。 長いブログを書いていたら夜中をまわってしまった。 これからお風呂にはいる。 そして寝るわ。 その前に、 ![]() 虹さんが愛飲していたもので、いつも箱買いをしていらしたそう。 わたしのお気に入りの素描の前で。。。。 じゃ、 おやすみなさいませ。 会えなかった大仏の夢でもみようと。。。。
by fragie777
| 2018-09-09 00:32
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