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8月18日(土) 旧暦7月8日
武蔵野の里山を歩けばすっかり稲の秋である。 稲の花も咲いていた。 秋暑の一日だったが、恐ろしいまでの酷暑の夏を過ごしてきたわたしたちには、過ごし安い一日となった。 稲穂の匂いのなかを歩く。 稲田の上はよく見ると賑やかだ。 いろんなものが飛び交っている。 これはその一つ。 塩辛蜻蛉。 この蜻蛉、実はわたしのためにこうして止まってくれたのだ。 「ねえ、止まって写真撮らせて」って飛び交う蜻蛉たちに声をかけた。 すると、その内の一匹がこうして止まってくれた。 ぎりぎりにカメラを近づけても逃げない。 わたしは美少女を撮るカメラマンになったがごとく、 「可愛いねえ、輝いているねえ、動かないで」などと声をかけながらシャッターを切ったのである。 この写真はズームで撮っているのでもなくそのまま撮ったものだ。 パシャパシャと何枚も撮ってもじいっとしている。 わたしは、最後にいつまでも動かない蜻蛉に、 「ありがと」って言って、 お礼のつもりで蜻蛉の背中(?)にそっと触れた。 するとようやく蜻蛉は飛び立ったのだった。 わたしと蜻蛉の一瞬のささやかなの交流であった。 蜻蛉はわたしのことを憶えていてくれるだろうか。 わたしの指は、2018年8月18日の真昼に出会った蜻蛉の背中の感触をようく憶えている。 夕暮れの矢川駅の夕焼け。 友人たちとさんざんおしゃべりをして、帰る途中だった。 仙川に戻って仕事場へ行く。 郵便物や宅配物を整理し、留守電を聴き、メールを書く。 そしてブログを書いて、ふたたび蜻蛉のことを思いだしたのだった。 ションボリするようなこともあったけど、蜻蛉に会ったからいいや、ってわたしはわたしを慰めたのだった。
by fragie777
| 2018-08-18 20:44
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