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8月4日(土) 旧暦6月25日
今日見上げた紅芙蓉。 紅芙蓉鉄扉鳴らして出入口 右城暮石 今年はじめてのかき氷を食べた。 さんざん迷って「氷あずき」にした。 正解だった。 その店は和菓子専門店であったので、(わたしがよく行く成城あんやね。)あずきがべらぼうに美味い。 お隣のお客さん二人は、「宇治金時」と「あずきミルク」を食べていたが、「ねえねえ、ここのあずきすごく美味しくない?」「ほんとう、よそとぜんぜん違う。さすが和菓子のお店だけあるわ」とさかんに感激を口にしていた。 彼女らは、正規(?)の立派なかき氷である。 わたしのは食後だったので、「ミニかき氷」。 こういう対応をしてくれることも気に入っている。 それでもたっぷりとあずきが上にも下にもあって、食べ応えは充分。氷が繊細かつシャープに削られていて口に入ったときの溶け方がまことによろしいのである。 見回せばほとんどのお客がかき氷を食べている。 今年はじめてのかき氷、今度はいつ食べることができるだろうか。 朝の紅芙蓉と言い、今日は「赤」に縁があるようだ。 仙川商店街に一台の消防自動車が止まっていた。 この炎天下の消防自動車は火を消すというよりもそれ自体が今にも燃え上がらんとするようである。 そばによると熱気が伝わってくる。 万物が熱気で解け出しそうである。 道ゆくひともゆらめいている。 暑いから。。。 今日は一冊の文庫本をバッグに放り込んで出かけたのであるが、そこでも色が語られていた。 「白」だ。 スペインの画家・フランシスコ・デ・スルバランの「白」である。 堀田善衛がかたるスルバランの「白」は、あまりにも厳粛な弧を意味しており、それは祈りに帰着していく「白」だ。 しんしんと背筋に涼しくなってくるような一文である。 そこに語られている「聖ウーゴと食卓の奇跡」を見たいと強く思った。 セビーリャ美術館に収められている。 前に行ったスペイン旅行の時に、セビーリャには立ち寄ったではないか。 「聖ウーゴと食卓の奇跡」 に限りなく近くにいながらとおり過ぎてしまったのだ。 今日も暑い一日だった。 わたしは白のTシャツを着ていたのだが、いつの間にかインクで汚してしまっていることに気づいたのだった。
by fragie777
| 2018-08-04 20:58
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