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6月10日(日) 時の記念日 旧暦4月27日
神代植物公園の花菖蒲群のちかくに咲いていた片白草(かたしろくさ)。 別名半夏生(はんげしょう)。 夕ごころ片白草の化粧ふより 石田勝彦 半夏生咲かせ半信半疑かな 山田みづえ 片白草魚に声のなかりけり 大西 朋 近くに似た花が咲いていた。 しかし、葉が白くない。 虎の尾かしら。 どうかな。。。 間違っていたらごめんなさい。 今日は新宿に出たついでに映画を一本観た。 すこし前に見たくて映画館まで行ったのだが、時間が合わずにみられなかったものである。 イギリス映画の「ファントム・スレッド」(監督=ポール・トーマス・アンダーソン)。 ちょっと前に予告編を見ていたのと、主演のダニエル・デイ=ルイスが、この作品を最後にして引退表明をしたということを聞いていたので是非に見ておきたいと思ったのだ。 ダニエル・デイ=ルイスといえば「存在の耐えられない軽さ」や「眺めのいい部屋」などがわたしには親しいのだが、一番印象的だったのは、「マイ・ビューティフルランドレッド」。この映画はあまり観ている人がいないと思う。この時はゲイの役を好演した。遠い遠い昔に小さな映画館で見た映画である。 「ファントム・スレッド」については、こんな風に紹介されている。 1950年代のロンドンを舞台に、高級服の天才的な仕立屋が若いウエートレスに出会い、互いにひかれ合う。公開中の映画「ファントム・スレッド」は、仕事一筋で支配的な男と、彼の心をつかもうとする女の愛を巡る心理戦がスリリングに展開されていく。後半、愛のために彼女がとった一手が衝撃的だ。 音楽はすばらしかった。衣装もエレガントの極致ともいうべきような衣装がつぎつぎと現われて胸が高鳴った。 男女の愛、というものをテーマにした作品なんだろうなあ、と思ったがもうひとつ突き詰め方が足らないようにも思え、後半がすこし退屈になって、結局よくわからなかった。これは私が鈍感なことによるのかもしれないが、狂気の愛というほどでもないし、フランソワ・モーリヤックの「テレーズ・ディケイルー」をほんの少し思いだしたりしたけれどあれほど人間の罪性ということに切り込んでいるわけでもないし、どうなんだろうなあ。主人公の男の内面も十分に描ききれてないようにも思えた。映画評などは評価がいいみたいだけど。 ただ人間の手(まさにひと針ひと針縫う人間の手だ)によって美しい物が作られていく時代のすばらしさ、そのことはつくづくと思ったのである。 ダニエル・デイ=ルイスは、まだ引退しなくもいいんじゃない。って思った。 余計なお世話かもしれないけど。。。。 映画館のエレベータの扉。 あれま、本年度アカデミー賞受賞、って書いてあった.。 いま気づいたんだけど。 そうなのか。。。
by fragie777
| 2018-06-10 22:57
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Comments(2)
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Daxiongmao
at 2018-06-11 13:06
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yamaokaさま
昨日の真っ白なコートは、片白草のイメージだったのでしょうか。さわやかでした~。 私の知らない世界のことをいろいろ教えていただけて、 とても楽しいです。 お仕事だけの単色でない、多彩な時間を過ごしていらして… 見習いたいわたくしです。
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fragie777 at 2018-06-12 20:21
玲玲さま
コメントを有り難うございます。 人間は際限のない時間を与えられているわけではないので、どこかで取捨選択をしながら生きていかなくてはなりませんね。 何を選び何をしないか。 そんなことを思います。 (yamaoka)
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